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かなり遠目の狛犬さん その5

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かなり遠目の狛犬さんその5、岩手県編その3です。


盛岡市の「天満宮」「盛岡八幡宮」などのお参りを済ませ、国道396号線にて蝶ケ森公園の少し先、盛岡市門へ移動しました。


かなり遠目の狛犬さんその3天満宮編こちらです。

かなり遠目の狛犬さんその4(盛岡八幡宮)はこちらです。




396号線沿いのスーパー・マルイチを過ぎ、800mほど先のコンビニ(〇ーソン)を左折、200mほど先の路地を右に入りました。




・諏訪神社(盛岡市門字須摩10)



・ 祭 神 建御名方之命(たけみなかたのみこと )

・ 由 緒
 
文治五年(1189)十一月信濃國諏訪郡上諏訪神社ノ御分霊ニシテ奥州平泉ノ藤原氏ガ亡ビ源頼朝ガ奥州ノ領地ヲ配分セル後此ノ地ニ勧請シ奉齋セラル  
(以下略) 社頭案内板より

詳細は下の写真を拡大してご覧下さい。かなり大きくなります。

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道がかなり狭くなって来ますが舗装路を進みますと、鳥居が見えました。

しかし、とてもとても駐車など出来るスペースは・・・。

細い道を更に進むと、左手に拝殿や舞殿?などが見え狭いですが駐車スペースがありました。

もっとも、境内に乗り入れればかなりの広さがありましたが、それは遠慮しました。



鳥居まで戻り、改めてお参りでした。

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かなり広い境内には、舞殿?や稲荷社、子供達の遊具も在りました。

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足長のとってもスリムな狛犬さんでした!

線彫りが施された身体の拝殿側の太ももに、阿像・明治四年と吽像・四月四日の彫りがありました。

そして身体の反対側には、人の名前が沢山彫られていました。

奉納された方々のお名前なのでしょうね。

明治四年(1871)四月四日生まれの狛犬さんです。

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何んとも愛嬌のある狛犬さんでした。

誰かさんは、”痩せすぎよ~ぉ!”と言っていましたがね。

そうそう、境内にはクローバが沢山生えていました。

ですか? もちろん!



痩せすぎ!と言われてしまった狛犬さんとお別れをして、396号線を少し南下。

都南大橋にて北上川を渡り、都南中央公園へ。

暫らく前にTVや新聞などで少し話題になりました、こちらへお参りでした。




・多賀神社(盛岡市永井24地割高櫓18)



祭 神 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
      伊邪那美命(いざなみのみこと)
      宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)
      品牟陀和気命(ほむだわけのみこと)
    

・由 緒
 盛岡藩士 阿野兵部左衛門が知行のうち百間四方を寄進して創建されたと伝えられている。阿野氏の祖は近江国滋賀郡阿野村の人である。宝暦十年(1760)頃に作成された御領分社堂に記載があり、その後に再建された祭の棟札も現存する。(以下略) 社頭案内板より

詳細は下の写真を拡大してご覧下さい。かなり大きくなります。

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飯岡駅の東方800mほどの都南中央公園に隣接して鎮座していますが、行き着けなくて暫らくウロウロでした。

広い境内でして、杉の古木が鬱蒼としており落ち着いた雰囲気でした。

で、こちらの神社には石段が在りません。

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冒頭にご案内しました報道関係ですが、実は2007年9月に狛犬さんが行方不明になってしまったとの事です。

新聞によりますと~、

此の付近の寺社から地蔵や狛犬が多数盗まれる!と言う事件が続発しました。

警察が調べたところ、某宅の裏庭に2体並べてある狛犬と、2体の地蔵を発見。

容疑者から事情を聞いたところ、「魔よけの効があるとされる狛犬を一人で手を合わせて拝むために盗んだ」などと供述している事が分かりました!

容疑者は9月中旬ごろ、所有する軽ワゴン車で同神社境内に入り込み、狛犬1組2体(時価計100万円相当)を運び出して自宅の庭先に置いた。
家庭内のトラブルがあるといい、家庭円満成就などを願い、拝んでいたという。
との事でした。罰当たり目!!!

で、その帰って来た時価100万円相当の狛犬さんです

文久二年(1862)七月生まれ、とか。

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台座がとっても新しくなっていました。

若しかしたら、古い台座は境内の片隅のブルーシートの下にあったのかも知れません。

65~70キロもある狛犬さんを、道具ナシで良くぞ車まで運んだものですね。

と、変なところに感心していました。

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拝殿の前には船型と龍の彫りのある手水鉢が置かれていました。

拝殿の左手には神楽殿が、そして大黒天や庚申塔なども祀られていました。

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鳥居の際には、相撲の土俵も在りました。

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もう少しゆっくりとお参りをしたかったのですが、日が西に傾きこれにて終了。

盛岡天満宮から始まったこの日は、とても充実した一日となりました。

この後、夕食と翌日早池峰山・の食料買出しの心配です。

あまり上手く行きませんで、何とか買い物を済ませて「道の駅・はやちね」へ向かいました。


えぇ~と、

かなり遠目の狛犬さん・岩手県編は、もう1回続きます。

・かなり遠目の狛犬さん その4(岩手編)は、こちらです

・かなり遠目の狛犬さん その6(岩手編)は、こちらです。

・山遊び・早池峰山は、こちらです。

かなり遠目の狛犬さんシリーズは、続きます。


では、また。

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かなり遠目の狛犬さん その4

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かなり遠目の狛犬さん その4
、岩手県編です。



かなり遠目の狛犬さんその3天満宮編こちらです。

盛岡天満宮の参拝を済ませ、盛岡城址に寄ろうと思いましたが時間的に少し無理で次回に先延ばし。南西方向に向かいました。
かなり大きな神社など数社をお参りをしましたが、狛犬さんは不在でしたのでレポは省略です。かなりの巨木もありましたが・・・。

更に、300mほど南下。
で、境内がとっても広~~~い、こちらにお参りでした。



・盛岡八幡宮(盛岡市八幡町13-1)

 ・祭 神 誉田別命(ほんだわけのみこと・応神天皇)

 ・由 緒
   
創建は康平五年(1062)に前九年合戦の時、源頼義が戦勝祈願した事が始まりとされています。
  当初は鳩森八幡宮と称し日戸氏が崇敬していましたが、南部氏が拠点を移し、盛岡城を築く際、鎮守社として再建しました。
  延宝八年(1680)には青森から南部氏の崇敬社であった櫛引八幡を盛岡城下である現在地に遷座させ「新八幡」と称しました。
  明治維新になると盛岡城が廃城となり、城内にあった鳩森八幡宮が櫛引八幡と合祀する形で遷座し、さらに明治二十二年(1889)に白山神社を合祀しました。
  現在の社殿は平成九年に造営された比較的新しいものですが、境内には文化九年(1812)に藤田善兵衛秀彭と善蔵情有が造った青銅灯篭(盛岡指定文化財)や神明社、笠森稲荷神社、岩手護国神社などがあり、歴史を感じる事が出来ます。又、盛岡八幡宮にはチャグチャグ馬コや流鏑馬などの神事が受け継がれており盛岡総鎮守として広く信仰の対象となっています。との事です。         盛岡市観光課のHPより


かなり広大な境内で、下図の様に3区に分けている様でした。

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             ↑ 拡大してご覧下さい。

盛岡八幡宮HPよりお借りしました。
詳しくは、盛岡八幡宮HPこちらへどうぞ。



大きな鳥居を眺め、「神社庁前の交差点を南西に少し進み駐車場へ。
とても広い駐車スペースで、ここは流鏑馬が行なわれるとの事でした。



一旦外に出て道路を渡り、八幡宮正面の鳥居をパチリ。

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赤い鳥居の内側の狛犬さんは、大正十三年(1924)九月十五日生まれでした

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参道を少し進むと、少し可哀想な狛犬さんが。
湯島天神の狛犬さんよりも少しは良いかも知れませんが、こちらも露天に・・・。

湯島の可哀想な狛犬さんの写真をどうぞ!
そのレポは、
こちらです。

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で、話は盛岡八幡宮の狛犬さんへ戻ります。
昭和七年七月吉日生まれの狛犬さんでした。
残念ながら、阿吽とも正面からは撮れませんでした。

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この日は、10月11日・体育の日の翌日の連休でして、七五三のお参りの方がとっても多く参拝されていました。
それで、露天も多かったのでしょうか?
参道の途中から人の少ない時を狙って1枚。

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更に拝殿方向に進むと、可愛い駒が奉納されていました。

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更に進むと、拝殿前の石段途中にはこの方が。
何んとも場違いな感じがした、平成十年(1998)六月十二日生まれの中国系の狛犬さんでした。
以前はかなり古めの小さな狛犬さんが座っていたと思ったのですが・・・。

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石段を登ると、やっと拝殿の前庭で、拝殿は割合新しい感じの立派な建物でした。

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八幡宮ゾーンの参拝をほぼ済ませて、笠森稲荷神社ゾーンへ。
拝殿から左へ行くと、秘宝館がありました。
こちらには、太刀、脇差、短刀多数や獅子頭など多くの秘宝が収められているそうです。

・秘宝館

年令不明の何んともユニークな姿の狛犬?さんでした。

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八幡宮拝殿前の石段まで戻りますと、杜の樹々の上にご当地のシンボル岩手山が見えていました。

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一段下がった所に、大黒・恵比寿神社や十二支神社も見えました。

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・大黒・恵比寿神社

人々に幸福を運び、農耕の神・縁結びの神さまとして庶民に親しまれています大黒様大国主命
事代主命(ことしろぬしのみこと)と言い、日本国が創られるとき、「日本国は天孫(皇室の先祖)に献上なさるのがよいでしょう」と大国主命に決断させた功績によって一言主神と言われる神さまです。海の事に従事されたところから、豊漁の守護神・海の守り神として尊ばれ、さらに海と陸との交流をもたらした商売繁盛の神さまと慕われています恵比寿様
そして、少し小さな獅子頭が2つ祀られていました。

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その隣りには干支の十二の神社が祀られていました。

・十二支神社

その前にも狛犬さんが。
向かって右の阿像の台座には、昭和三十一年(1956)九月のプレートが埋められていました。

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左の吽像の台座には、昭和四十一年(1966)九月の彫りがありました。
どのような経緯で現在に至っているのかは不明です。

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そのお隣の健康神社へ。

・健康神社

肺神、肝神、腎神、心神、脾神といった五臓の神のほか、癌神、中風神、健康神、生命神、薬神など、健康にまつわる神々が祀られている。との事です。

健康神社にはカエルさんが、そして社の中には二人の人の姿も。

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こんな感じのとても広い境内でした。
でも、境内はもっと・もっと広い!

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流鏑馬の行なわれる参道に戻り北東方向に進みますと、笠森稲荷神社の参道でした。

・笠森稲荷神社

狛犬さんが見えて来ました。年令は不明でした。

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大きな木々が生茂りとても静かな参道で、石碑や句碑などを眺めながら進むと突き当たり・秘宝館の隣りに拝殿がありました。

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再度流鏑馬通りに戻り、岩手護国神社ゾーンへ。

・岩手護国神社

戦争で亡くなられた岩手県に関係する人々の魂をお祀りしている神社とのことです。
これらの詳細は、盛岡八幡宮のHPにてご確認下さい。

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鳥居の脇に、昭和四十五年(1970)十月十三日生まれの狛犬さんが。
天皇皇后両陛下参拝記念の彫りもありました。

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更に参道を進むと石段で、その途中にも狛犬さんが。
昭和十五年(1940)四月吉日生まれでした。

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そして、かなり大きな拝殿でした。

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参拝後また流鏑馬通りに戻り、神社庁前の入口へ。
こちらにも大きな鳥居と社号標が在りました。

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そして高い台座の上に大きな狛犬さんが。
平成十一年(1999)一月十一日生まれでした。

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こんなに長くなってしまいましたが、と~~~ても広い盛岡八幡宮ですから仕方がありませんよね。
こんなに多くの狛犬さんと出逢えるとは思ってもいませんでした。
満足しましたが、疲れた~ぁ!



この後、国道396号線にて蝶ケ森公園の少し先、盛岡市門へ。
かなり遠目の狛犬さん その5へと続きます。



これにて、かなり遠目の狛犬さん その4は終了です。
しか~し、かなり遠目シリーズは続きますよ!

・かなり遠目の狛犬さん その3(岩手編)は、こちらです。

・かなり遠目の狛犬さん その5(岩手編)は、こちらです。


かなり遠目の狛犬さんシリーズは、続きます。


では、また。

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かなり遠目の狛犬さん その3

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かなり遠目の狛犬さん その3
、岩手県編です。


かなり遠目の狛犬さんその2青森県編こちらです。

ほんの少しだけですが、鳥海山山頂の大物忌神社の狛犬さんはこちらです。

多くの写真があります狛犬さん写真集もご覧下さい。

      こちらが入口です。



実は、昨日ポチがこんな日記を。

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そして、”更新が楽しみ~♪”とも言っておりました。

圧力を掛けてくれていますよね。

山のレポも出来ましたので、こちらを更新です。


早池峰山のレポ

 ・カルディナのブログは、こちらです。

 ・カル2のHPは、こちらです。

栗駒山のレポ

 ・カルディナのブログは、こちらです。

 ・カル2のHPは、こちらです。



以前から、盛岡に行ったら是非ともお参りをしたい神社がありました。

今回念願が叶って、目的のお方と対面して来ました。

岩手県入り込みの第1日、お昼少し前に盛岡南ICを降りて46号線を東進。

4号線に入り進路が南方向に変わり、ほんの少し進んで城東中学入口の信号を右折でした。

盛岡駅の東2kmほどの天満宮の丘と言う所だそうです。

では、ご紹介。



・盛岡天満宮(盛岡市新庄町5-43)



 ・祭 神 菅原道真

 ・由 緒
  社頭ノ由緒書きによると、創建は不明。延宝七年(1679)八幡宮造営のみぎり現在地(花垣館跡)に鎮座した。との事です。



少し高台に在る神社でした。

石段を登ると案外と広い境内で、太い赤松や多くの石塔が目に入りました。

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石段を登り振り返ると、奥州の山々が見えていました。

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拝殿に向かうと直ぐ左手に、蛙さんが支えている芭蕉塚の碑がありました。

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             ↑ 拡大してご覧下さい

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境内は、更に一段高くなっていました。

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      鳥居の左奥に、神楽殿 

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逢いたかった狛犬さんが見えて来ましたが、先ずは拝殿へお参りに。

拝殿の屋根上に1対の獅子付き留蓋が在りました。

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で、狛犬さんのご紹介です。

高畑源次郎さんと言う方が、病気平癒の祈願が叶えられたお礼に明治三十六年(1902)六月奉納されたそうです。

「夏木立中の社の石馬も 汗する日なり 君をゆめみむ」

「松の風夜昼ひびきぬ 人訪はぬ山の祠の 石馬の耳に」

と、石川啄木が呼んだ狛犬さんです。

とても素朴で味わい深い容姿でした。

詳しくは、下の案内板をご覧下さい。かなり大きくなります。

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逢いたかった狛犬さんです。

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色々な角度からの狛犬さんを写真集に載せてありますので、是非ご覧下さい。こちらです。



境内のご案内です。



天満宮で忘れてはいけない、撫牛さんです。

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境内社の平安稲荷社

年令不明のキツネさんでした。

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境内社の鹿島明神社

要石も祀られていました。

詳しくは下の案内板をご覧下さい。

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銭湧石並んで石割梅もありました。

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そして、小野素郷の句碑もありました。

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こんな感じの境内でした。

で、こちらの狛犬さんが南部鉄器のミニチュアになり社務所などで売られている。と言う事でしたが、残念ながら売り切れで只今製作中とのお話でした。
とっても多くの方が参詣に来られていました。
神社?狛犬さん?が皆さんに愛されているのでしょうから、仕方がありませんよね。
とっても素朴な愛嬌のある狛犬さんでした。
逢えただけでも良いのです。



東北遠征第2弾のレポ、その1はこれで終了です。

そうです!その1と言う事は、まだ続くという事です。

10月11日分が、その3まで。翌12日分がその4となる予定です。

お楽しみに!



・かなり遠目の狛犬さん その2(青森編)は、こちらです。

・かなり遠目の狛犬さん その4(岩手編)は、こちらです。


かなり遠目の狛犬さんシリーズは、続きます。


では、また。

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かなり遠目の狛犬さん その2

7月19日の弘前市内のレポで、
かなり遠目の狛犬さん その1の続きです。


最勝院の五重塔や狛犬さんたちを楽しんだ後、こちらへ移動でした。



・弘前公園・弘前城


  弘前城は、二代藩主・信牧(のぶひら)公が慶長15年(1610)に着手し、翌16年に完成。以後、津軽氏の居城として廃藩に至るまで260年間、津軽藩政の中心地でした。
  寛永4年(1627)の落雷により消失。現在の天守閣は文化7年(1810)に蝦夷地警備の功績が認められた九代藩主・寧親(やすちか)公が、隅櫓の改築をし再建された。
 明治28年(1895)に、弘前公園として開放。明治末期頃から市民による桜の寄贈が盛んになり、現在はソメイヨシノやシダレザクラ、八重桜など約2600本が春になると園内を埋め尽くします。 弘前公園資料より


弘前にお邪魔したら、こちらにはどうしても立ち寄らなければなりません。
しかし、駐車場所が見付からず公園の外周を一廻り。どうにか追手門近くに良い場所が見付かり駐車しました。
市民会館ホールや博物館などを眺めながら『杉の大橋』まで行くと工事中で、植物園方面に迂回となりました。


植物園の少し先からの 辰巳櫓

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お堀端の紫陽花が綺麗に咲き、そしてお堀の蓮はやっと咲き始めたところでした。

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大きな東内門です。門の中側に日本最古のソメイヨシノが見えています。

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門を潜ると、太く立派なソメイヨシノが。

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天守です。現在は史料館となっています。

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下乗橋からの眺め

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とっても広い公園で、桜や松の古木が沢山ありました。
桜が咲く頃に是非とも訪れたいものです。

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築城当時の本丸はどんな感じだったのでしょうか?
きっと弘前の町並みや岩木山の展望が素晴らしかったのでしょうね。
この日は残念ながら岩木山方面の展望が?でした。


若干時間が押して来ており、サラリと見学でした。
この後は、明日の入山口と今夜の宿泊場所の確認でした。
入山口から眺めた岩木山は五合目くらいから上が雲の中でした。
明日の天気が良い様に祈りながらこちらへ移動でした。



・岩木山神社(弘前市大字百沢字寺沢27)

祭 神
 顕國魂神(うつしくにたまのかみ)
  多都比姫神(たつひひめのかみ)
  宇賀能賣神(うがのめのかみ)
  大山祇神(おおやまづみのかみ)
  坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)

由緒・沿革
 当社は昔から「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれ、
陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊
の座すところとして崇められております。

 神山・霊山である岩木山は津軽全土から仰望せられ
人々に慈しみの徳を授けたまい、郷土人の生活と心の
よりどころであります。

 岩木山大神は太古より神霊岩木嶺にお鎮りになられ
今から約1200年前、宝亀11年(780)社殿を山頂に
創建したのが当社の起りです。

 延暦19年(800)征夷大将軍坂上田村麿これを再建
し、別に山麓十腰内の里に下居宮を建立して、山頂を
奥宮と称し、寛治5年(1091)神宣により下居宮を現在
地に奉遷いたしました。その後、世々の地頭・領主何
れもがよく崇敬の赤誠をつくし、江戸時代には津軽藩
主為信・信牧・信義・信政により大造営が行われ、近代
には崇敬者の熱意を集めて、建造物、諸施設とも整い
名実ともにその偉容を誇り、畏き辺りも日本の北門鎮護
の名社として、農業・漁業・商工業・医薬・交通関係、とり
わけ開運招福の神として、色々の宗派を超え深い信仰
の源として厚く崇敬されております。

 新しき時代に向い、ご神徳のまにまに、日本人の心の
絆としてひとしく拝し、ご神威ますます輝かしく仰ぎ奉ら
れるのであります。大國魂鎮守・旧國幣社。

      青森県神社庁資料より

境内の入口・石鳥居の前がかなり広く、駐車場状態になっていました。
天気さえ良ければ、鳥居の上に大きな岩木山が見えるはずなのですが・・・。


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周囲には大きな杉が林立する長い参道を進むと二・三
の鳥居があり、ここからも岩木山が真正面に見えるは
ずですが、今日はお出かけの様子でした。


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赤い橋の奥に、立派な楼門が見えて来ました。

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もちろんその前には、狛犬さんが。
紀元2600年(昭和15年)8月1日の彫りでした。

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そして、楼門の石段を登りきった所の玉垣の柱に。
今回第一に逢いたかったこの方が!
何だか森の樹々で遊んでいる動物みたいでした。
年令は不詳です。

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色々な角度から撮って来ましたので、狛犬写真集に
沢山貼り付けます。お楽しみに!
そして、オマケになってしまいましたが、随神です。

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中門と拝殿です。
拝殿の屋根は葺き替え中の様でした。

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そして、拝殿前の狛犬さんです。
明治21年(1888)8月1日生まれでした。

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そして、参道横には縁起の良い、こちらが。


出雲神社です。

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大黒様と恵比寿様が阿吽の位置に居られました。
大黒様・大国主命は食物・財福を司る神、恵比寿様は古くは「大漁追福」の漁業の神であり時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす、商業や農業の神様となった神々です。とっても縁起が良い&幸先の良い出だしとなりました。
 
昭和29年(1953)8月1日生まれでした。

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何となく恵比寿様の竿がチャチイ様な感じを覚えながら、神様なのだから道具は選ばないのかな?と自分自身を無理やり納得させながらこの日の参拝を終了しました。

この後翌日の天候によっては、『百沢コース』から安直な『スカイラインコース』と変更する可能性がありますので、我が家の全員?お腹いっぱいにしに行きましたとさ。
 
 
泊まり場所は、トイレも外水道もある岩木山神社の境内としました。


と、言う事で7月19日はオシマイですが、もう少しだけ。
翌日は、岩木山への山遊び。
 
狛犬さん関係なので、こちらへ入れてしまいます。 


・岩木山神社奥宮


霧が深い岩木山山頂の岩木山神社奥宮で、狛犬さんが迎えてくれました。
少し荒造りな感じですが、可愛い狛犬さんが健気にお使えしていました。

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そして下山後に、岩木山神社からの奥宮への参道を歩くと石灯籠や狛犬さんが

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大正7年(1918)旧8月1日生まれの狛犬さんです。

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こんな感じの7月19日+ほんの少し。のレポでした。
蒸し暑く寝苦しい一夜を過ごして、翌20日岩木山に続きます。


岩木山のレポができました。   7/30追記
 ・カルディナレポは、こちらです。
 ・カル2レポは、こちらです。

※ 少しだけですが、鳥海山にも狛犬さんが。
  レポは、
こちらです。


・かなり遠目の狛犬さん その1(青森編)は、こちらです。
・かなり遠目の狛犬さん その3(岩手編)は、こちらです。


東北遠征レポは、まだまだ続きます。


では、また。

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かなり遠目の狛犬さん その1

念願の東北遠征に行って来ました。

先ず1日目は、\千割引を使って弘前へ。

途中の山々は、頂に厚い雲が。
非常に嫌な感じの中の乗り込みと成りましたが、下界は晴天で非常に暑い日でした。

大鰐弘前ICで降り、7号線を北上。
弘前高校そばのある所に寄り道のため、堀越交差点を左折。
すると、木製の鳥居が見えてしまいました。
良い感じの古い木の鳥居で、すぐさまお立ち寄り!



・熊野宮(弘前市堀越柏田243)


・祭 神 
  伊邪那岐神 (いざなぎのかみ )
  伊邪那美神 ( いざなみのかみ )
   (相殿 倉稲魂神・うかのみたまのかみ)
        (お稲荷さんの祭神)

・由 緒
 古くは熊野大権宮と称されていた。 慶長七年 (一六〇二年)、 当時の堀越城主津軽為信公により勧請され、 御供田は境内の岸に六反、 松木平に二反、 松之木村の岸に四反、 計一町二反を所有していたが、 明治初年の諸制度改変により失う。 社殿は、 為信公居城本丸跡 (国の史跡指定) に鎮座している。  青森県神社庁資料より


木製の鳥居を潜り、細い道を更に進むとかなり広い境内の広場?が有りました。

帰宅後知ったのですが、かなり重要だった城跡の地に建てられていた様です。何も知らずにお参りを済ませて、先に進んでしまいましたとさ。

津軽藩祖為信が天正18(1590)年に豊臣秀吉から津軽本領安堵の朱印状を受け、さらに同年(一説には文禄元年)に前田利家らの検地によって津軽三郡合浦一円の4万5千石の所領が確定し、大名の身分となったが、同時に姓を大浦氏から津軽氏に改め、本城を大浦城からこの堀越城へ移した。以来、慶長16(1611)年に2代信牧が新城の高岡城(後の弘前城)に移るまで、津軽藩の政庁であったからである。日本城郭体系2より



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東北の神社には駒が祀られているのを目にしますが、こちらにも3頭が。
昭和18年(1943)4月14日生まれ。
(阿側のみH.11.7.再建)

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拝殿前に2対の狛犬さんが。
1対目が、昭和3年(1928)旧3月3日生まれ。

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拝殿側が、明治42年(1909)旧10月5日生まれ。

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傍らの山の神宮にも狛犬さんが祀られていました。
やはり、どちらの山の神様も別格なのですね。
昭和6年(1931)生まれでした。

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中々感じの良い笑顔の狛犬さん3対に出逢えて幸せ???な気持ちでした。

静かな境内には2cmほどに育った栗の実がたわわに。そして住人なのでしょうか国道沿いの神社の境内なのに、カッコウが鳴いていました。

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気持ち良くお参りを済ませて、1番目の目的地へ。
地理が分かりませんので、ナビ様の仰せの通りにでした。
最勝院境内の駐車場に停めさせて頂いてお隣へ。




・八坂神社(弘前市銅屋町80)


・祭 神 
     須佐之男命(すさのおのみこと)
     奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
     草野姫命(かやのひめのみこ)
     菅原道真公(すがわらのみちざねこう)

・由 緒
  当社はもともと大円寺別院、 牛頭天王と称し、 旧津軽藩公代々藩主が悪疫封滅の祈願所として尊崇篤かった。 明治四年八坂神社と改称される。 八坂神社の社号に転じ、 大円寺別当増田精一が社人として奉仕せられた。 明治四年社殿を御造営 (氏子中一同)
昭和二十一年九月二十四日全社殿を焼失せり、 昭和二十四年本殿、 拝殿を造営し、 昭和二十五年社務所を新築現在に至る。 青森県神社庁資料より


かなり広い境内で、静かな良い雰囲気を醸し出していました。

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久し振りに出逢ったブロンズ製の狛犬さんです。
昭和11年(1936)7月生まれでした。
吽像は、平成5年に改修されたそうです。

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境内から、お隣の最勝院の五重塔が綺麗に見えていました。

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八坂さんのお参りを済ませて、お隣のこちらへ。




・最勝院(弘前市大字銅屋町63)



・由緒沿革

 最勝院(以下当院)は具には金剛山光明寺最勝院と号す。この名称の起源は、『金光明最勝王経』という仏教教典に由来し、五穀豊穣、
国家安泰等の深い願いが込められている。総本山は京都市東山の智積院、宗派は真言宗智山派の密教寺院である。本尊は金剛界大日如来秘仏として五智如来猫突不動明王文殊菩薩聖徳太子牛頭天歓喜天(聖天)、 青面金剛、如意輪観世音菩薩等を祀る。金剛山 最勝院のHPより


大きな新仁王門へ。

(大きすぎて写真を撮れませんでした。

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仁王様にご挨拶をして門を潜ると、参道の両側に三十三観音が安置されていました。

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ヒバで造られた水屋は平成16年に完成したそうで、台輪上の東西南北四方の中備の鬼が天井の梁を支えていました。
水屋の一角には『輪廻塔』があ り、廻しながらお願い事をして来ました。

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護摩堂は、旧大圓寺の本堂だったとの事です。

こちらの狛犬さんはユニークな形状で、台座には文久元年(1861)5月の彫りがありました。残念ながら吽像の顔に欠損が。

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六角堂(如意輪観世音菩薩堂)の年令不明の狛犬さん。

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そして、国の重要文化財指定のもとしては、日本最北端に位置する五重塔です。とっても優美な塔でした。

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とこんな感じで東北遠征は始まりました。

この後、かの有名な桜のお城・弘前城へ。
もちろん桜は咲いていませんでしたがね。


かなり遠目の狛犬さん その2に続きます。

少々お待ち下さいね。 やっと出来ました。7/28

では、また。

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