ご近所の狛犬さん その70
2015年1月23日分、鎌倉市編の第2弾その8となります。
御霊神社、三嶋神社、熊野神社 、龍口明神社、諏訪仮宮、小動神社、熊野新宮 をお参り後、極楽寺坂を坂ノ下方面へ。
この付近は毎年何度か通っていまして、少し高い位置にお住いのこちらの狛犬さんには一応ご挨拶は済ませていますが。
・虚空蔵堂 (鎌倉市坂ノ下18-28)
・縁 起
虚空蔵堂は明鏡山・円満院星井寺という。
奈良時代、行基菩薩が「虚空蔵救聞法」という秘法を修した霊跡に建立されました。
現在は、成就院の境外仏堂です。
虚空蔵堂に安置されている「虚空蔵菩薩」は福徳と知恵を授与する仏様として古来より信仰を集めています。「虚空」とは「宇宙のように広大で果てしない福徳と知恵を持つ(蔵する)」という意味です。
また虚空蔵菩薩は、丑年と寅年生まれの方の本尊として信仰されています。
鎌倉時代に源頼朝は虚空蔵菩薩を崇拝し秘仏として三十五年に一度だけご開扉をゆるしました。
成就院・虚空蔵堂護持会の栞より
虚空蔵菩薩は、無限の知恵と慈悲をもった菩薩という意味をもち、十三歳になった子の知恵授かりの御利益を祈る参詣者も多かったとか。現在も特に1月13日には、多くの人で賑わいを見せている様です。
参道石段脇には鎌倉十井の一つの「星ノ井」があります。
聖武天皇の時代、全国を行脚していた行基が井戸から出てきた光り輝く石を虚空蔵菩薩の化身と思い、堂を建てて虚空蔵菩薩を祀ったのが現在の虚空蔵堂とか。
では、本題の狛犬さん詣でです。
短いですがやや急な石段を登りますと、
かなり狭い感じの境内で狛犬さんがお出迎え!
しかし、お参りからですよね。
いよいよ、本命の狛犬さん。年令は不明でした。
皆さんにご挨拶代わりに撫でられていると見えて、全身がツルツルでした。
拝殿の左手に舟守地蔵尊が祀られていました。
古来より海上安全、大漁満足など、海や水に関係する人々に功徳を授けてくれる地蔵尊。海に近い土地柄だからでしょうか。
極楽寺坂の拡幅工事でこちらの境内も供出し狭くなってしまったのでしょうね。団体さんが到着されて動きがつかない感じになってしまいました。
それを潮に、先へと進みました。
ご近所の狛犬さんシリーズは、まだまだ続きます。
狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
どうぞ、ご覧になって下さい。
・ご近所の狛犬さん その69は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その71は、こちらです。
最後までお付き合い、有難うございました。
では、また。
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