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かなり遠目の狛犬さん その14

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2011年12月5日に訪れました犬山市。
2回目は、2015年1月5日に出かけて来ました。
往路・午後の日差しの中の富士山愛鷹連山です。

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では、狛犬さんのご紹介を始めます。



・鳴海杻(なるみてがし)神社
   (犬山市羽黒成海郷109)


・祭 神
 山岬多良斯神(やまさきたらしのかみ)
 高於加美神(たかおかみのかみ)

・由 緒
 式内社。延長五年(927)・(平安時代)に編纂された延喜式神明帳に記載されている2861社の中の1社。犬山市内には他に大縣神社・針綱神社・虫鹿神社・立野神社・諸鍬(もろくわ)神社で、合わせて6つの式内社がある。
 創建は明らかではないが、清寧天皇二年(481)(古墳時代中期)と伝えられている。
 祭神の山岬多艮斯神は、出雲大社の祭神大国主命の流れをくむ神といわれている。高於加美神は、明治四十五年(1912)に貴船社が合祀され祭神に追加された。
 境内社として南宮社・神明社・多賀社・津島社の4社が祀られている。
併祀されている弁天堂は、江戸時代後期に建てられたもので、当時は満々とした池に浮かぶ風情ある姿であったといわれていたが、近年になって池の水が冬枯れするようになったため、往時の姿を取り戻すべく井戸を堀り下げ、一年を通して水をたたえる池を完成させた。これを記念して鎌倉の宇賀福神社の銭洗弁財天が祀られている。
 神社の名前の『てがし』という語には、モチノキの意味が含まれており、境内には犬山の巨本50選に選ばれた「クロガネモチ」や「ハナノキ」がある。社頭掲示板より


東西に延びる(県191号線?)に接して在りました。
社号標(大正十年)の右手奥にお社があり、細道を挟んだ(参道ではなさそう)向かい側に銭洗弁財天
(神社の名称の3文字目は木偏に丑でなく、正しくは木偏に刄の下に横棒を記した文字)

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併祀されている、鎌倉の宇賀福神社の銭洗弁財天をご紹介
詳しくは、下の案内板をご覧ください。

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では、境内のご案内。
銭洗弁天の反対側に石灯籠と鳥居がお出迎え。

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参道がある様な?ない様な?境内を進み、鳥居を潜ると蕃塀が待ち構えていました。かなり古い感じがしましたが、コンクリートの基壇の上に設置されているので、移築ないしは補修をされたのかも知れませんね。
五七の桐の紋も見えていました。

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更に進みますと、吹き抜けの拝殿が。
「犬山市内では蕃塀を持つ神社の多くは壁の無い吹き抜けの拝殿を伴う」という傾向があるそうです。納得。

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そして、拝殿との間に狛犬さんを配したご本殿。

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主目的の狛犬さんは、大正七年(1918)生まれ。

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吽形の後ろ・左側には、年令不明の撫で?牛さんが。
合祀された貴船社の関係なのでしょう。
貴船明神が降臨されたのは、「丑の年の丑の月の丑の日」であった。とかですのでね。

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では、境内社などのご紹介です。
本殿に向かって左手から。

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稲荷大明神、津島神社、稲荷大明神。

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石灯籠3基(1基に慶応元年四月の彫りが)と牛さん。

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拝殿の左手に並んで、神明社と多賀大社。

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拝殿の右手に並んでいる、???と南宮大社。

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その鳥居側にも3基の石灯籠が。
一番拝殿側には、安永八年(1779)八月吉日の彫りが。

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帰り際に、若狭からの方がお参りに来られました。
何と遠い所から!と思いましたが、考えてみれば自分たちの方が・・・。

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拝殿傍の社務所?の屋根に。

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神社名の『てがし』という言葉には、モチノキの意味が含まれており、それに因んだのか境内には犬山の巨本50選に選ばれた「クロガネモチ」や、

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犬山の巨本50選に選ばれた「ハナノキ」が。

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長々となりましたが、これにておしまい!
次回も、犬山市編となります。
大縣神社と仲良しな?田縣神社を予定しています。
乞う、ご期待!なんちゃって。


取材した多くの狛犬写真があります、
カル2の狛犬さん写真集は、こちらです。
ご覧いただけると嬉しいです。


・かなり遠目の狛犬さん その13はこちらです。
  (大口町編その3です)
・かなり遠目の狛犬さん その15は、こちらです。

狛犬さんレポは、まだまだ続きます。


では、また。

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