ご近所の狛犬さん その61
2015年1月16日の狛犬さん詣で、第5弾です。
鎌倉市の厳島神社、熊野神社、栄区の青木神社、神明宮を巡り、再び鎌倉市に突入。
と言っても、鎌倉市と横浜市の市境付近をウロウロしていたのですが。
位置としては、環状4号線沿いの鎌倉女子大高等部の西隣です。
・稲荷神社 (鎌倉市岩瀬1399)
(五社稲荷神社・五所の宮)
・祭 神
保食神(うけもちのかみ)
(米を根源として食を司る神)
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
(保食神と同一説も)
大己貴神(おおなむちのかみ)
大国主神
(国造りの神、農業神、商業神、医療神)
大田田根子命(おおたたねこのみこと)
(崇神天皇の御代、疾病流行時これを鎮めた。病を祓う神)
大宮能売命(おおみやのめのみこと)
(神と人の間の平和を取り持つ神)
・由 緒
建久年間(1190~1198)、岩瀬与一太郎の奉齋。岩瀬与一太郎は元、常陸国(茨城県)佐竹氏の家人であり、源頼朝が治承四年(1180)に関東周辺の召し上げの際、武勇を認められ当地に封じられた(吾妻鏡)。岩瀬という地名はここから出たといわれる。
『新編相模風土記』には鶴岡職掌、坂井越後が神職を兼ねていたと記されている。
天明二年(1782)九月の再建棟札がある。当時鎌倉郡の郡長であった栗田源佐衛門が、百一両を投じて(栗田家十五両、岩瀬村有志十五両残り支配下の村より七十一両)天明の飢饉を乗り切るため敢えて社殿を再建した。その頃の村社としては立派なもので拝殿に壁画などもあり近郷より多くの参拝があった。現社殿は当時のものである。
明治六年(1873)二月、村社に列した。
昭和四十六年(1971)に屋根を第二、三期(昭和五十六年~六十二年)の神社本庁振興対策指定社の折その他の一部を改修した。 神社庁資料より
五柱の神が祀られているので、五社稲荷神社とか五社明神、五所の宮とも呼ばれている様です。
ご利益は、商売繁盛、五穀豊穣、五穀豊穣、良縁祈願、病気平癒、家運降昌、起業成就 他 、との事。
本殿の左手奥には、青面金剛童子(建立年月日不明)などの石塔や境内社の平島弁財天社が祀られていました。
鳥居の左手には手水舎が在り、手水鉢には弘化二年(1845)九月吉日の彫りも。
向かって右から。
文政六年(1823)八月吉日建立の青面金剛庚申塔。
寛政十二年(1800)正月吉日建立の青面金剛庚申塔。
青面金剛は合掌しており、邪鬼は不在でした。
建立年月日不明の庚申塔。
側面に庚申供養塔との彫りが在りました。
氏子さんを初めとして近在の方々に敬われている神社の様で、平日にも関わらず参拝者がかなりおられました。
五社稲荷社を参拝後、前回に残ってしまいました小菅ヶ谷の春日神社へと移動でした。場所は、本郷台駅の少し北側に位置しています。従いまして、横浜市栄区に再突入。
と言っても、ほんの少しだけでしたが。
1月16日分の第5弾は、おしまい。
ご近所の狛犬さんシリーズは、まだまだ続きます。
狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
どうぞ、ご覧になって下さい。
ご近所の狛犬さんは、まだまだ続きます。
・ご近所の狛犬さん その60は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その62は、こちらです。
最後までお付き合い、有難うございました。
では、また。
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