ちょい遠目の狛犬さん その51
一連の東松山市編、第5弾・最終となります。
上岡馬頭観音、秋葉神社、鷲神社、鷺大神社、利仁神社、八幡神社 と巡り、八幡神社から254号線・東松山バイパスに入り西走、東松山ICを過ぎ1㌔少々で石橋の交差点を左折、唐子中央公園を目指しました。
で、中央公園の南側に在りますこちらへ。
・唐子(からこ)神社 (東松山市唐子995)
・祭 神、由 緒
資料が入手できませんで、Web検索によりますと
創建は応永十八年(1411)九月十八日の事で、領主左兵衛佐藤原重時が秩父郡の椋神社の分霊を地内の字坂東に奉斎し白髭大明神と称した。
いつの頃にか、諏訪神社と八幡神社を合祀したとも。
氏子からは「お諏訪様」近隣の村々からは「唐子のお諏訪様」の名称で呼ばれている。
との事でした。
で、白髭大明神ですと、祭神は猿田彦神(さるたひこのかみ)と思われます。
そして、建御名方神(たけみなかたのかみ)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)や応神天皇(誉田別命)も祭神として祀られているのかも知れませんが・・・。
参道脇に下唐子公会堂があり、参道との間に阿夫利神社御神燈や辯才天が祀られていました。
参道を進み石段を登り、一の鳥居から二の鳥居へ。
石段を登り切りますと、狛犬さんがお待ちかね。
先ずは、お参りから。
石段の際まで戻り、狛犬さんにご挨拶。
阿の台座に昭和四年(1929)七月二十五日建立、吽の方に昭和三年(1928)九月十二日・唐子橋渡初記念の彫が在りました。
小広い境内の片隅に手水舎が。手水鉢に明治四十三年七月の彫が在りましたが、二行目の下部二文字や三行目はなんて読むのでしょうか?
そんな疑問を胸に石段を降りる途中に案内板が。
下唐子獅子舞(市指定無形民俗文化財)で、武田信玄の家臣馬場美濃守の子孫が、今から二百数十年前この地に転在して白髭大明神を祭り、獅子舞を奉納したのが始まりと伝えられている。との事です。
更に石段を降りますと、空から何やら落ちて来て”コ~~~ン”とあちこちで音がしていました。
視まわしますと、こんな物が無数に落ちていました。
提灯の様な形で、振るとカラコロと音が聞こえます。
如何やらムクロジの様ですね。無患子ならお正月の羽根つきの羽根の先の珠ですからお目出度いものです。
神様が”良く来たね”と、ご褒美として御下賜下されたのに違いないでしょう!
ありがたくお受けさせて頂いて、少しだけ持ち帰りましたとさ。
とってもホッコリとした暖かな気持ちになったところで、東松山市の狛駒さん?と狛犬さん詣での旅は終了となりました。
少し遅い昼食を済ませ、心もお腹もいっぱいになり東松山ICから帰途に着きました。
5回に渡る東松山市の狛犬さんは、これにて終了。
次回は、今熊神社、八坂神社を予定しています。
お楽しみに!
おまけ
利仁神社と唐子神社の狛犬さんがとっても良く似ていたので、並べてご紹介します。
上が利仁神社、下が唐子神社です。
残念ながら利仁神社の彫りは判読不能でした。
唐子神社は建立年月日がやっとで、石工さんの名前までは・・・。
でも、多分同じ方の造りではないかと思って居ます。
・阿形
・吽形
何とも良い顔立ちなので、並べてのご紹介でした。
取材した多くの狛犬写真があります、
カル2の狛犬さん写真集は、こちらです。
ご覧いただけると嬉しいです。
・ちょい遠目の狛犬さん その50は、こちらです。
・ちょい遠目の狛犬さん その52は、こちら です。
狛犬さんレポは、まだまだ続きます。
では、また。
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