
2012年2月20日横浜市戸塚区の白(しろ)神社 の続きとなります。
名瀬町の白神社の南方向約1キロに位置します。
・松尾神社(戸塚区上矢部421)
・祭 神 大山咋神(おおやまくいのかみ)
水の神、地主神、開拓の神、安産の神、酒造の神
・由 緒
文暦元年(一二三四)創建と伝える。
北条氏分国の頃、左衛門大夫綱茂は社殿の整備に尽力し、山野開拓に志す者は遠近を問わず参詣し、又農地を寄進する者が相次いだという。
江戸時代大山参詣のため当社前を通過する衆庶挙って参拝し、大いに賑わった。
昭和四十二年社殿を改築し、十二月二十四日竣工遷座祭を行った。 神社庁資料より
田中の明神 (たなかのみょうじん) とも言われるそうで、住宅に囲まれた境内が割合に広い神社でした。

鳥居を潜り少し狭い参道を進むと、正面の石段の上に拝殿が見えて来ました。その手前には何やら?

昭和六十年(1985)八月生まれの狛犬さんでした。
向かって右手に吽形が。








すぐ先の左手には、手水舎が在りました。
水鉢には、天保五年(1834)三月の彫りが。


石段を登って拝殿へ。



彫り物が良い感じでした。





境内の片隅に、松尾神社の石造りの小さな社号標?が在りました。
側面には、天保十三年(1842)三月吉日と上柏尾村 願主江戸屋富次良と読める彫りが。



大きな樹木が目立つ境内を後に、次へと移動でした。


実際に車を停めた場所は、本殿の後ろ側。
拝殿のお参りはあとにして、最初に鳥居まで行って来た訳です。
続いて巡りました神社は、狛犬さん不在社が続きました。その中から1社をご紹介。
・篠塚八幡社(戸塚区上矢部1949)
・祭 神 品陀別命 ( ほんだわけのみこと )
第15代応神天皇、皇祖神や武神(弓矢神)
・由 緒
正応年間(1288~1292)に、村人が天下泰平・五穀豊穣を祈って天神地祇をまつり、応神天皇を主神として創建したものという。
文化四年の改築以来本殿と拝殿は別殿であったが、昭和四十一年覆殿を設け、氏子の連日共同奉仕により、幣・拝殿を連接した。 神社庁資料より
松尾神社の南西方向・直線距離6~700mに位置し、丹後山南西側の麓に鎮座しています。



木鼻の狛犬さんがお気に入りとなりました。


やや狭い境内の片隅に、文化四年(1807)十月吉日の彫りがある手水鉢が。

拝殿の左手奥に石塔が在りましたのでご紹介。



先ずは、これは何でしょうか?
篠塚八幡社講社?丹後山山頂より移されたとか。

そして更に左奥に、八幡宮の社号標が。
こちらにも松尾神社同様に、天保十三年(1842)三月吉日と上柏尾村 願主江戸屋富次良と読める彫りが有りました。



そして参道途中に、蚕霊塔 蚕神社保食神 の石碑。明治三十二年九月彫りが有りましたので、その頃に合祀されたのでしょうか?

2月20日の第2弾のレポは、サラリとおしまいに。
次回も横浜市戸塚区の狛犬さんをお楽しみに!
狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
どうぞ、ご覧になって下さい。
・ご近所の狛犬さん その40は、こちら です。
・ご近所の狛犬さん その42は、こちらです。
最後までお付き合い、有難うございました。
では、また。
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