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ちょい遠目の狛犬さん その35

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2012年01月06日訪れましたあきる野市~檜原村。
その1社と2日後の相模原市の1社のご紹介です。
前回・第3弾は、こちらです。

檜原村本宿の春日神社から馬頭刈山登山口の下見後、帰路の途中にてお参りでした。
御霊檜原神社前から本宿を経て檜原街道へ。
その檜原街道を東へとひた走り、あきる野市小中野で秋川を渡り、200mほど先の右手です。



・子生(こやす)神社 (あきる野市小中野187)


・祭 神
 猿田彦命 (さるたひこのみこと)
 木花開耶姫命 (このはなのさくやひめのみこと)

・由 緒
 創立年月は不明。
 社伝によると、永正元年(1504)両部神道修験者阿闍梨法印朱学院の創建という。
 永正三年(1506)産土神として社殿改修現在に至る。
 昭和四十九年(1974)、本殿覆舎及び拝殿を改修。
 創建以来、子孫繁栄、安産子育の神として広く崇敬され、妊婦が奉納した底の抜けた竹柄杓が、拝殿に懸けられている。    子生神社参拝の栞より


コンパクトに纏められた、町中の神社風でした。

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鳥居を潜り、太い御神木の杉に囲まれた石段を数段登ると拝殿でした。

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     奉納された底なしの柄杓が少し見えています。


拝殿前の狛犬さんは、大正十二年(1923)四月十五日生まれのやや小型でした。

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こじんまりとした境内で、拝殿の左奥には石祠の稲荷社や馬頭観音の石塔、

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注連縄が巻かれた御神木の相生杉?が。

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そうそう、手水鉢の柄杓には、しっかりと底がありました。

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そして、この界隈では少し有名な?野良坊菜(のらぼうな)の碑が在りました。

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その碑によりますと、

 明和四年(1767)に幕府代官伊奈備前守(いなびぜんのかみ)が地元名主に命じて近郷12村にのらぼうの種を配布し作らせた。おかげで、天明・天保の飢饉の時にも、この地方の住民は救われた。 

との事です。野良坊菜は地中海原産で、オランダの植民地のジャワ島を経由して日本に伝わったそうで、今では五日市の特産品となっているとか。



これにて、2012.01.06.の狛犬さん詣ではおしまい。
7社が不在社でした。


続いて、少し確認したい事が在りまして、2日後の1月8日に養沢を再訪後こちらへ。
養沢方面を訪れて相模原市小倉まで戻って来ました。
小倉橋を渡り、相模川沿いの511号線を7~800mほど南下した左手です。



諏訪神社 (相模原市緑区小倉1033)


・祭 神
 建御名方命 (たけみなかたのみこと)

・由 緒
 創建年は定かではないが、椎の老樹からおよそ七~八百年前と思われ、往時平井九郎右エ門が信州の諏訪神社より「建御名方命」の御神霊を頂き、村の総鎮守として例祭を八月二十七日と定め、祭礼を行ったとの口碑を伝える。
 寛保三年(1743)社殿を再建。
 明治五年に太殿を新築、大正三年覆殿の一部を改造
 平成四年、社殿の再建と神楽殿を改造すると共に、小倉山頂(天王山)より八坂神社を遷移合祀した。
         社頭案内石碑より抜粋


県道に面した神社は、スダジイの巨木で鳥居が隠れてしまっている感じでした。

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鬱蒼と茂るスダジイのご案内は後ほど。
石段を数段登り鳥居を潜ると、

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左手に合祀された八坂神社が。

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そして、参道の正面に拝殿でした。

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狛犬さんは、平成二十年(2008)四月生まれ。

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境内の片隅には、社殿再建記念の石碑やかながわの名木100選・小倉の諏訪神社のスダジイの石碑が在りました。

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では、スダジイのご案内です。
かながわの名木100選の一覧は、こちらです。

樹   高 : 25m
胸高周囲 : 7.41m
樹   齢 : 約600年(推定)  との事です。

で、”スダジイって、何処のお爺さん?”って言うご質問は無しで!
では、諏訪神社のおジイさんをどうぞ!


石段を登った鳥居の手前に、参道を挟んで鎮座。

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見事なツインズでした。
600年前には、こんな頃も有ったのでしょうね。

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手水舎や鳥居などと比べると、どれだけ大きいのか。

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とっても大きな樹で、不思議な力を分けて頂けたような気がしました。
この日の神社巡りは、養沢神社とこちらの諏訪神社の2社でおしまい。

ちょい遠目の狛犬さんは、未だま~だ続きます!
乞う、ご期待!なんちゃって。


取材した多くの狛犬写真があります、
カル2の狛犬さん写真集は、こちらです。
ご覧いただけると嬉しいです。


・ちょい遠目の狛犬さん その34は、こちらです。

・ちょい遠目の狛犬さん その36は、こちら です。


狛犬さんレポは、まだまだ続きます。

では、また。

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