« 今日の富士山&丹沢 12.02.03. | トップページ | 今日は、こちらに!明神ヶ岳へ 2012.02.10. »

ご近所の狛犬さん その37

P30801972


いよいよと言うか?やっとと言うか?藤沢市の狛犬さんのラストレポです。
とっても遅くなりまして、あとひと月で取材から2年が過ぎようとしています。
狛犬さんも最初のうちは”早く出してよ~ぉ!”とフォルダの中で騒いでいた様でしたが、最近では・・・。
あまりの遅さに、呆れ返っている様子。



前回レポの打戻・宇都母知神社から数社の不在社を訪ねながら西北方向へと移動でした。
前回のご近所の狛犬さん その36は、こちらです。




・宮原寒川社 (藤沢市宮原1289)


・祭 神 品陀和氣命/誉田別命(ほんだわけのみこと)
        別名・応神天皇
  合祀 大宮姫命 (おおみやひめのみこと)
      素戔嗚尊/須佐男命 (すさのおのみこと) 

・由 緒
 創建時期など詳細は不明。
 神仏が合習していた江戸時代には社の西隣にある観蔵寺が別当寺で僧侶や山伏、修験者など雑多な人々が居住していたとの事です。
 入母屋造の屋根を持つ拝殿は明治二十七年(1894)に再建された。本殿は明神造、拝殿は入母屋造となっている。


この神社の付近は、その昔相模国一之宮・寒川神社の敷地であり、その宮の土地を開拓した集落であったことから宮原と呼ばれるようになった。そしてこの小さな神社にも、寒川神社と同じ御祭神が祀られた。
           社頭案内板より



P3080186

P3080188

P3080201

P3080206

P3080205

P3080207



昭和六十一年(1986)十一月吉日生まれの狛犬さん。
天皇在位六十年記念の彫りがありました。

P3080190

P3080191

P3080196

P3080197

P3080200

P3080208



割合広めの境内には、鐘楼(戦時中の供出により梵鐘はない)や稲荷社もありました。

P3080187



子供たちが遊んでいる境内からは、大山や丹沢そして富士山も望めるとの事ですが、何せ空模様が・・・。
直ぐ傍の中原街道を行き交う多くの旅人が、こちらの神社でも旅の安全を祈願しながら、富士山を眺めていたのかも知れませんね。その頃の周辺はどのような感じだったのでしょうね。



続いて、この日最後となるこちらへ。




・子聖神社 (ねのひじりじんじゃ)
   (藤沢市獺郷/おそごう799)字名は雷(いかずち)


・祭 神 大己貴命(おおなむちのみこと)

・由 緒
 創建時期は不明ですが、享保十八年(1733)の棟札が残されている。
 創建時の社は、東陽院近くの中谷にありましたが、明治元年(1868)の台風により本殿が倒壊したため、現在の地に移転・改築された。その際に八幡社・大六天社・山王社の下宮三社を合祀し、子聖神社という名前になった。
 詳細は、下の案内碑をご覧下さい。

P30802232_2 


獺郷(おそごう)地区の鎮守様です。
その昔からこの付近には沼地があり、獺(かわうそ)が多く生息していたところから獺郷と名付けられたとの事です。


こちらの境内には、石段がなかった記憶が・・・。

P3080209

P1000215

P3080229


やや大きめの狛犬さんで、平成六年(1994)十二月吉日生まれでした。

P3080212

P3080214

P3080218

P3080220

P3080219

P3080222


拝殿の右手には、神輿庫や小さな祠、そして多くの石塔が祀られていました。

P1000216

P1000218

P30802312


祠の中の青面金剛は左が安永四年(1775)十二月吉日、右が寛保二年(1742)八月吉日の彫りがありました。

P3080233


その左手には、双体神など建立年代が不明ないろいろの石仏石塔が集められ祀られていました。

右手の奥の双体神に元禄の彫りが。若しかしたら藤沢市最古と言われている元禄三年(1690)建立の双体庚申供養塔かも知れません。
手前左が安永五年(1776)、右が天明三年(1783)の彫り。

P3080232

P3080240



観音像?の台座に道標が。
大山街道の道標の様ですが、どちらに祀られていたのでしょうか?

P3080237

P3080238

P3080239


拝殿の左手には鐘楼がありました。
以前の梵鐘は文政六年(1823)鋳造されたものでしたが、第二次大戦時に供出。昭和五十六年(1981)に再び鋳造されたとの事です。
梵鐘には、世界平和、五穀豊穣や梵鐘に係わる由来などと共に、羽衣を纏った天女さまも浮き彫りされていました。

P1000219

P30802233
子聖神社の一部の写真は、本日・2012/2/9撮影しました。



これでほぼ神社巡りは終わりとなりましたが、後日見落とした神社や小さな祠などを巡りました。
かなりの数の神社にお参りをしました所、新たに狛犬さんが1対見つかりましたのでご紹介。




入町厄神社 (藤沢市本町1-3)


・祭 神 厄神鬼王(疫病除けの神)

・由緒・伝来
 明治十七年(1884)川崎大師(厄除け大師)から分神された。
 明治 十五・十六年、この地方に疫病(天然痘)が大流行し、僅かに厄神社のお札が貼ってある家庭では病気にならなかったので、厄病除けを祈願して、近隣の入町・仲久保町・旅籠町の有志により祀られた。
 現在の社殿は、明治二十四年に建立。
 神殿内の蠟燭立ての鉞(まさかり)は、時期不明だが、米山富吉氏が奉納された。  
入町町内会様の・入町厄神社の由来より引用させて頂きました


所在地は、若干見つけ難い所に在ります。
旧東海道・藤沢宿の中心部、現在の石曽根履物店横の
藤沢小学校裏に登る路地を入ります。
石段をあがると鳥居と小さなめの2つの社が在りました。

P3100012

P3100011


お社の中には、少し見え難いですが
蠟燭立ての鉞が。
(格子窓殻からの覗き撮りでして・・・。

P3100009


右隣のお社に、”お住まいでした~~~ぁ!”
狛犬さんと思われます。

P3100001

P31000032




とっても難しい覗き撮りでした。
これで、ご近所の狛犬さん・藤沢市編が終了となる予定でしたが・・・。
実は、昨日ある方から情報・朗報が届きました。

”お寺さんに狛犬さんがいるよ!”
とね。
それも二社もですよ!
天気がとっても良い日の山遊びの予定を蹴っ飛ばして、今日早速行って来ました。
従いまして今回のレポは、ラス前という事になりました。
次回が取り合えずオーラスになります。
皆様、新たな狛犬さんを見つけられましたら、ご一報の程を!
よろしくお願いいたします。
その都度追加していきたいと思っております。


と言う事で、ラス前レポは終了です。
次回は、かなり変わった?面白い?狛犬さんが登場します。お楽しみに!


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その36は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その38は、こちらです。


では、また。       

|

« 今日の富士山&丹沢 12.02.03. | トップページ | 今日は、こちらに!明神ヶ岳へ 2012.02.10. »

狛犬(ご近所)08」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ご近所の狛犬さん その37:

« 今日の富士山&丹沢 12.02.03. | トップページ | 今日は、こちらに!明神ヶ岳へ 2012.02.10. »