越後の狛犬さん その23
昨年3月26日に訪れた越後の狛犬さんもいよいよ大詰めとなってまいりました。
で、ラス前となります、その5のレポです。
前回の越後の狛犬さん その22は、こちらです。
柏崎市椎谷の香取神社(椎谷観音)に訪れた後、352号線を更に北上して三島郡出雲崎町へと向かいました。
越後の狛犬さん詣での初回に訪れた石井(いわい)神社を右手に眺めながら、出雲崎町勝見のこちらへ。
※ 写真はすべて拡大出来ます。クリックを!
・山王神社(出雲崎町勝見944)
・祭 神 大山咋神(おおやまくいのかみ、おほやまくひのかみ)
素戔嗚命を祖父、大年神を父神とし、天知迦流美豆比売命(あめしるかるみずひめのみこと)を母神として生まれた神。またの名を山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)
・由緒伝来
延宝(1673~81)検地帳に除地の記載あり、その頃に創立されたと思われます。
もともと産土神であったが、勝見の白山神社と蛇崩の神明宮を合祀して山王神社とした。合祀時期は不明との事です。
海に近く、参道脇には篠竹が茂り、田畑も造られていました。
社殿前には、大正八年(1919)四月二日生まれの狛犬さんが1対。
やや傷みがありましたが、元気そう。
台座には、家内安全の彫りなどもしっかりと残っていました。
境内には明治三十七年の銘のある灯籠が建っていました。
拝殿を背に、参道・海の方向の眺め。
帰り際に拝殿の後ろへ回ってみますと、なんとこちらにも狛犬さんが!
合祀されたと伝わる、神明宮ですね。
・神明宮
・祭 神
神明宮ですから、天照大神(あまてらすおおみかみ)と思われますが、由来と共に不明です。
殆どの方に気づいてもらえない事でしょうね。
年令不明の狛犬さんが待っていてくれました。
”良く来てくれたね!”と笑顔で迎えてくれた様な?
合祀されたと言われている、白山神社の所在は残念ながら判りませんでした。社殿の中かも知れませんね。
狛犬さんに笑顔を頂いてホンワカとなりました。
名残惜しいですが勝見のバス停まで戻り、エックス君にて352号線を更に北上しました。
とは言っても、すぐお隣の尼瀬にお立ち寄り。
・神明神社(出雲崎町尼瀬1277)
・祭 神 天照大神(あまてらすおおみかみ)
・由緒伝来
元和二年(1616)に尼瀬神明社を勧請した。
延宝二年(1674)に現在地に移転。
昭和三十六年(1961)に第二室戸台風で被災したが、じきに再建された。
この時、境内にあった祭神豊宇気大神と月夜見命が合祀された。
社殿脇の小さな祠は金毘羅講の分祀と思われる。
出雲崎町商工会資料より
地元方のお話では、「伊勢町(旧地名)の神社さま」と呼ばれ、大切にされているとの事でした。
拝殿の右手の少し奥には石祠がありまして、大正五年(1916)生まれの傷んだ狛犬さんが。金毘羅講の分祀とかでしょうか?
キツネさんの傷みが激しかったので、写真は小さく。
キツネさんの姿が寂しげだったのが印象に残っています。
これで昨年3月26日の狛犬さん詣で、ラス前のその5のレポは終了です。
狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
写真集は、こちらです。
どうぞ、ご覧下さい。
・越後の狛犬さん その22は、こちらです。
・越後の狛犬さん その24は、こちらです。
越後の狛犬さんシリーズもまだまだ続きます。
いろいろと面白い方々が登場します。
次回は、海岸線を更に北上します。お楽しみに!
これからも、是非お立ち寄り下さい。
では、また。
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