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ご近所の狛犬さん その34

3月11日に東日本大震災が発生。そして、人災である原発事故と未曾有の出来事が続いてしまいました。
もう既に半年を過ぎたのですが、いまだ震災の復興も出来て?始まって?おらず、原発の放射能も垂れ流し・放出状態。
政治家も官僚も、そして責任ある企業人?経営者?等の執る道って何なのでしょうか?
子供たちが大人になった頃のこの国の将来は、どうなってしまうのでしょうか?
小さくても良いから、声を出さなくては!
と、グダグダと書き始めてしまいました。


震災から半月ほど過ぎて、既に上がっていた「越後の狛犬さん その21」を修正し、下の写真の天使の狛犬さんをアップしました。
この子と一緒に、不幸にしてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、被災された方の笑顔の素になれば。との思いでした。
その記事は、こちらです。

写真は、全て拡大できます。

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やっと狛犬さんシリーズの再開です。
ご近所の狛犬さん その34からは、我が町のレポも第4コーナーを回ります。
取材は2010年3月8日でして、もう1年半も過ぎてしまい記憶が若干不鮮明になってしまいました。
従って錯誤箇所が多々あると思いますが、ご容赦の程を。

では、ご案内です。
藤沢市の北西部・国道1号線の北側で、茅ヶ崎市や寒川町に接している地帯です。
今回も地元の神社巡りですので、狛犬さん不在社や庚申塔のご紹介も混在します。

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東海道線の辻堂駅から北へ向かい、大庭トンネルを抜けた左側から始まりとなります。
不在社を2社巡りまして、3社目から。



・熊野神社(大庭神社旧跡)
      (藤沢市大庭1846)


・祭 神 熊野久須比命  (くまのくすひのみこと)

・由緒伝来
 由緒:創立勧請年代は不詳で、寛政十二年(1800)再建の棟札が保存されているとの事です。
 大庭神社旧跡で、延喜式内社の大庭神社のあった場所だといわれています。
 延喜式内社とは平安時代醍醐天皇の頃に作られた延喜式と言う法律の神名帳に載る神社の事で、神奈川県内に武蔵国に一座、相模国に十三座あります。


最近では忘れ去られているような、何とも寂しい感じの神社でした。
石段を登ると、山崎六兵衛雅彦が寄進した天保四年(1833)十二月造之と彫られた鳥居があり、その右脇に大庭神社舊趾の石碑や朽ち始めた案内板がありました。
御霊社権現社とも呼ばれているとの説明も書かれていました。

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こちらの境内には残念ながら狛犬さんは不在でしたが、石段が何とも趣がありご紹介となりました。
その石段は柔らかな撓みのある・味わいのある古い物で、正式な名称は判りませんが石段を登りきった右手に石柱(礎石?)があり、文化七年(1810)八月十九日の彫りがありました。 

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かなり昔からの神社を訪れて、その昔に思いを馳せてみました。
で、大庭神社舊趾の熊野神社をご紹介したのですから、続いて遷祀された大庭神社のご紹介です。


この近くに大庭城址がありまして、その関係からか?神社仏閣が多く見受けられます。

※ 大庭城
 
平安時代末期の大庭景親の頃から、軍事拠点として使用されていたとの事です。大庭景親の居館は、大庭の城(たて)と呼ばれているあたりにあったという説もあり、室町時代十五世紀後半、扇谷上杉氏の頃に本格的に築城され永正九年(1512)北条早雲に攻略される。北条氏が豊臣秀吉に滅ぼされて廃城となった。藤沢史誌より


熊野神社から東に進み、引地川を渡り親水公園の中を抜けると鳥居が見えました。
1㌔ほど離れた引地川の対岸に位置します。



・大庭神社(藤沢市稲荷998)


・祭 神  神皇産霊神 (かんみむすびのかみ)
       菅原道真  (すがわらみちざね)
              大庭三郎景親  (おおばさぶろうかげちか)

・由緒・伝来
 当大庭神社は御祭神として広古神皇産霊尊を奉祀し延喜式内郷社なり 藤沢市稲荷998番地に鎮座せらる相模十三社の一にして小社に列せられ当地は往古より旧地なりと伝承す 当社配神大庭三郎景親公は第118代後桃園天皇の御代安永六年十月神祇白川従二位資顕王に依って勅許せられ同じく配神菅原道真公は第119代光格天皇の御代天明三年秋 地頭諏訪部定太郎 名主山崎六郎兵衛包高等の願に依リ勧請せられ 霊験灼にして普く庶民の守護神であり氏子崇敬者の支柱の神と世代に伝えられます
 昭和五十四年九月十三日  社頭掲示板より

とありましたが、参詣の栞には
・由 緒
 創建年代不詳。配祀神・大庭三郎景親公は、安政6年(1777)10月に神祇伯従二位資顕王に依って勧請せられ、同・菅原道真公は、天明3年(1783)秋、諏訪部定太郎、山崎六郎兵包高等の願に依って配祀された。

延喜式神社の調査には
 周辺には宿庭(鵠沼)、代官庭(福田)、家中庭(葛原)、上庭、中庭、下庭(菖蒲沢)など「庭」のつく地名が多い。それらの地域は平坦な場所を指している。大庭も広大な平坦地という地形が地名となつたものであろう。
創建以降、近世までの社伝は何も存在しない。
安永6年(1777)10月に神祇伯資顯王によつて配神大庭景親が勧請され、天明3年(1783)秋に諏訪部定太郎、山崎六郎兵衛包高らの願によつて菅原道真が配祀されたという。
神仏分離まで大庭神社の裏手の成就院が管理していた。とも。

はてさて、由緒伝来の難しい話は置いといて。
残念ながら、こちらも狛犬さんは不在でした。

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石段を登り参道を左に折れますと、割合に広い拝殿前庭で鐘楼もありました。

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狛犬さん不在社2社の特別出演でした。coldsweats01
続いて、引地川の左岸(川下に向かって左側)沿いを7~800mほど北上。
引地川対岸の変電所が近くなった三叉路の右角。



・聖ヶ谷の道祖神(藤沢市大庭7922付近)


双体庚申供養塔と道標としての庚申供養塔がありました。

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聖ヶ谷の道祖神の案内板はこちらです。

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双体庚申供養塔には、嘉永二年(1849)と読める彫りがありました。

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そして、もう1基の庚申供養塔の向かって右側面には、文政十一年(1828)十一月吉日の彫りがあり、同じく左側面には 左ふじ沢 右ひき志 と道標の彫りもありました。

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とまあ、3箇所とも狛犬さんのご紹介がなくてこのまま終了となりそうですが、不在社をもう1社巡りその後やっと狛犬さんをご紹介できるこちらに。good
という事で、結果的に聖ヶ谷の道祖神から北の方向1.4~5㌔位の移動でした。



・諏訪神社(藤沢市石川5-35-12)


・祭 神 武御名方命 (たけみなかたのみこと)
      八坂戸売命 (やさかとめのみこと)

・由 緒  詳細は、不明です。


境内が周辺の道路よりも一段高くなっており、鳥居の脇の擁壁に多くの石仏や石塔が祀られていました。
神社の石段手前の左側の木祠に入って、 左から庚申塔、双体、秩父文字碑、 右側の木祠との間に「お袋さん」の石と五輪塔の残欠、 右側の木祠には地蔵が2基 、その右側に石臼、五輪塔の残欠等など。
その中の1番左の木祠を紹介します。

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宝暦八年(1758)七月と彫られた双体庚申供養塔。

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その左の享保三年(1718)十一月吉日と彫られた庚申供養塔と。

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鳥居を潜り石段を登ると、かなり広めの境内でした。

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更に一段高い位置に、拝殿や狛犬さんが。

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そして、”やっとホルダから出してもらえた!”と喜んでいる、昭和七年(1932)三月二十七日生まれの狛犬さんです。dog

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そして、その右隣には山王神社も建立されていました。

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少し長くなってしまいましたが、藤沢市編の第4コーナーを回ったご近所の狛犬さん その34、初めて狛犬さんが登場しておしまいとなります。
長々とお付き合い誠にありがとうございました。
藤沢市内の狛犬さん詣では、怒涛の如くまだまだ続きます。happy01


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。  

どうぞ、ご覧下さい。happy01



・ご近所の狛犬さん その33は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その35は、こちらです。


では、またsmile

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