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ご近所の狛犬さん その28

1月25日、片瀬の諏訪神社の続きです。

そのレポは、こちらです。

片瀬の上諏訪神社のお参りを済ませて、市道を更に南下です。

湘南モノレール・湘南江の島駅を左に眺めながら進み、県道467号と江ノ電の踏切を渡ります。

その昔は江島神社の参道としてとっても賑わっていた道幅の狭い商店街、江ノ島の参道・湘南すな(州鼻)通りを行きました。

600mほどの商店街を抜けると、海岸線に沿った134号線と出合います。

地下道を真っ直ぐ進むと江ノ島ですが、こちらのお参りは済んでいますので134号を右折でした。

134号線を2kmちょい進むと松波と言う交差点が有り右折、引地川を渡り100m程進んだ左手が立ち寄り地です。(実際には、途中から近道をしていますが)



・鵠沼伏見稲荷神社
   
(藤沢市鵠沼海岸5-11)


祭 神
  宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)
  佐田彦大神 (さだひこのおおかみ)
  大宮能売大神 (おおみやのめのおおかみ)
  田中大神 (たなかのおおかみ)
  四大神(しのおおかみ)

沿 革
 鵠沼伏見稲荷神社は、昭和十八年五月十二日京都市伏見の旧官幣大社稲荷神社(現伏見稲荷大社)を勧請して創建せられた。
 白砂青松の保養地であった鵠沼海岸は、大正十二年九月一日の関東大震災後、とりわけ昭和四年小田急電鉄が開通してから、鵠沼海岸駅前の商店街を中心に住宅地として急速に町造りが進むに及び、地域住民の要望により新しく鎮守社を創建することとなり、御祭神として庶民に最も親しまれ、広く信仰の集まる稲荷大神をお祀りしたのであるが、東京を始め首都圏一帯には昔から稲荷大神の崇敬者が極めて多く、当社にも四季を通じて参拝者絶えず、御社勢年毎に隆昌に向い、湘南の鎮守と仰がれている。神奈川県神社庁史料より



国道1号線・藤沢警察署への道からの眺め

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植栽も多く落ち着いた感じの境内でした。

赤い小さな橋を渡ると左手に湧水が、そして正面に拝殿です。

こちらの拝殿は、拍手を打つと御燈明(電気式)が明るくなる様です。

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拝殿の左手には稲荷社や祖霊社が。

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湧水の傍の、年令不明の狛犬さんです。

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沢山祀られていた稲荷社のご紹介。

拝殿側から、稲荷社・奥社
祭神は、宇迦之御魂大神、佐田彦大神 、大宮能売大神

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反時計回りで、稲荷社・末社。祭神は、上と同じ。

キツネの彫り物が。稲荷社だからなのでしょうね。

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続いて、稲荷社・摂社。祭神は、上と同じ。

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8枚上の写真の1番左手・赤い鳥居の左が祖霊社です。

祖霊社とは、神社の歴代の物故神職・役員総代の御霊をお祀りする社。明治維新の神仏分離政策により、持仏堂を廃して代わりに氏神の境内に建立された社との事です。


祖霊社

こちらの狛犬さんも年令不明です。

小さいながらも怖い顔で仕事をしていましたっけ。

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境内の植え込みの陰には引退キツネや石仏が沢山ありました。

どこか傷んでいるのか?お祀りするスペースの関係か?

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この後、六社をお参りするも残念ながら狛犬さんは全て不在でした。

1月25日分は、これで終了となります。

引き続きまして、藤沢市の狛犬さんのご紹介です。




2月8日、東海道本線の海側からです。

辻堂駅の南側の八社にお参りするも、こちら一社のみの出逢いとなりました。





・諏訪神社(辻堂元町3-15)



祭 神   建御名方神(たけみなかたのかみ)
       八坂刀売神(やさかとめのかみ)

由 緒
  創建は平治年間(1159)。長野県上諏訪・下諏訪の両諏訪大社の分神を祀り、「辻堂のお諏訪様」と呼ばれ。祟敬されている。
  明治6年の神仏分離により、辻堂村社をして、辻堂総鎮守になった。神社周辺に、八幡神社・白山神社・日枝神社・八松稲荷神社など8社程、末社があるようです。
       社頭の案内板より抜粋

諏訪神社は全国で約2500社あり、特に北条氏の所領地に多いのだそうです。ご近所には本当に多いですね。


諏訪神社は宝泉寺と境内を接し、神社の鐘楼や鳥居が寺の境内にあって、かつて宝泉寺がこの神社の別当役をつとめていた頃の神仏混淆の面影がありました。

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↑↓右端に宝泉寺の本堂の屋根が見えています。

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大正九年(1920)九月生まれの狛犬さんです。

子獅子が上向きに押さえられていて、丸い後足がとっても可愛かったですね。 

写真は全て大きくなります。クリックを!

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境内はかなり広いですが、祭礼の時には4台の大きな山車が入り大混雑となります。

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平成12年の社殿新造時に掘り出された樹齢500年といわれている欅の根が社殿前に御神木として祀られていました。

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更に諏訪神社の末社といわれている神社を巡りながら東海道本線の山側へ。

この日はなかなか狛犬さんに出逢えませんでした。




・御霊(ごれい)神社(藤沢市羽鳥3-15)


祭 神 神産霊神(かみむすびのかみ)
     高産霊神(たかみむすびのかみ)
     玉積産霊神(たまつめむすびのかみ)
     足産霊神(たるむすびのかみ)
     生産霊神(いくむすびのかみ)
             神社庁史料より

由緒・伝来  
 旧羽鳥村の鎮守社で関東大震災により半壊、本殿は昭和38年に新築された。との事なれど詳細は不明です。



こちらの境内も住宅が押し寄せて来て、とても狭い参道となっていました。入口にはかなり古いと思われる鳥居の柱がありました。

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3連の鳥居の奥にお社がありました。

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こじんまりとした拝殿と本殿でした。

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拝殿の彫り物が龍でなく、武将の様でした。

六万騎山の『地蔵尊』と同じ時代のものなのでしょうか?

地蔵尊のレポ(速報)は、こちらです。

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大正七年(1918)三月十一日生まれの狛犬さんです。

お母さんの右足が、子獅子の頭から離れていました。これは、押しつぶしては可哀想との愛情からでしょうか?

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二の鳥居と三の鳥居の間に鐘楼や手水鉢、そして石灯籠が。

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手水鉢には文久三年(1863)十一月の彫りがありました。しか~し、後の水道の蛇口がどうもね~ぇ。

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梵鐘は銅で造られており、至徳3年(1386)の銘がある古いものでした。
現在は廃寺となっている千葉県の香取神宮寺の旧鐘で、明治維新の時の廃仏きしゃくで、東京神田の古物商の店頭にあったものを、明治5年正月に当時高座郡羽鳥村の鈴木伝治郎ら5人が世話人になり、三觜八郎右衛門以下76人の協力 を得て22円1分で購入したと追刻されています。火急の警鐘として使用されて いましたが、戦争中は中世の優良工芸品という事で供出から除外された(または 溶かされず返却された)という藤沢市の指定工芸品です。
案内板より

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石灯籠には、嘉永三年(1850)秋八月の彫りが。

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境内の片隅には、庚申塔が祀られていました。

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中央の大きめのものが寛文七年(1667)製。三猿が丸彫りに近い感じで、はっきりと刻まれていました。

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庚申塔の左手には、天保四年霜月再建と彫られた道祖神も祀られていました。

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何社目の御霊神社でしょうか?神社に拠って個々の趣がありますね。

この日の狛犬さん詣ではまだまだ続きますが、その28はこれまでとします。




地元の狛犬さんシリーズは、かなり続きます。



狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
 

どうぞご覧下さい。



・ご近所の狛犬さん その27は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その29は、こちらです。


では、また

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コメント

ポチ君、コメント有難う!

で、もう少しカル2が理解できる文章でお願いします。
とっても解釈が難しかったですよ。
難しいと言えば、昨日は記事のエントリを有難う。
こちらはもっと難しくって、何んとも意味が・・・。
短くっても良いから分かりやすいのをお願いします。
これから少し写真をプレゼントしに行きますから、少しお待ちくだされ!

投稿: カル2 | 2010年9月19日 (日) 21時21分

きょうはまんたと刻したかったみたい。
それで建立された!
でも、きょうポチは、とっぺは近道された!
だけど、きょうはポレ吉と敬したかったみたい。

投稿: BlogPetのポチ | 2010年9月17日 (金) 15時10分

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