ご近所の狛犬さん その27
昨年の11月3日に葉山の熊野権現を探訪、その後江ノ島から大船方面へ。
そのレポ、ご近所の狛犬さん その22は、こちらです。
やっと藤沢市内の続きです。
1月25日、先ずは東海道本線の海側を集中的に。
前回、少しご案内しましたところ、ポチがこんな日記を。
と言う事で、ポチにペンペンされながらですが、怒涛の藤沢市編が始まります。
何回続くか分かりませんが、ご愛顧の程を!
最初は、東海道本線際の山側です。
1ヶ所のみ 出逢えましたっけ。
・東耀山・弥勒寺(藤沢市弥勒寺519)
弥勒寺は、この辺りの地名の由来となった古寺で創建は鎌倉時代の嘉禄5年(1226)、北条康時が父・泰時の三回忌にその菩提を弔うために建てた寺と伝えられている。
元は本尊として弥勒菩薩を祀る法泉寺という禅宗の寺院であった。新田義貞の鎌倉攻めにより消失したが、その時弥勒菩薩は裏山の岩窟に奉安されて難を逃れた。後、山腹の弥勒堂に安置された。
天正元年(1573)、村に病が流行ったとき、諸国行脚中の日蓮宗の僧日祐が村民の願いを入れて祈祷したことから、以後に日蓮宗に改宗し弥勒寺と称するようになった。
日蓮宗でありながら、日蓮上人像とともに阿弥陀菩薩を本尊として弥勒寺を称するのは全国でもここだけのようである。
この像は行基作と伝えられ、現在は本堂内の正面に日蓮上人像、左脇に阿弥陀菩薩像を安置している。日蓮上人は扉の後に正徳2年(1712)の銘がある厨子内に収容、裏山にあった弥勒堂は、その後取り壊された。
藤沢市観光協会資料より
山門です。
天保十年(1839)の彫りがありました。
・祭神 上社 建御名方命 (たけみなかたのみこと)
・由緒
当社は養老七年(七二三)三月に信濃国より諏訪大社を勧請したものであるが、これは諏訪大社が他郷へ御分霊した中で最古のものであるといわれている。



高さ1mくらいの、年令不明の狛犬さんです。


拝殿の屋根には、獅子付き留蓋も。

広い境内の片隅には、白山神社、山王神社、第六天社の年代物の石祠が祀られていました。そして、御神燈と彫られた石灯篭(文化三年七月)の基礎部分には狛犬さんと思われる浮き彫りが。



そして、本殿の背後にはお稲荷さんも祀られていました。


左手の稲荷社のキツネさんの表情が何んとも。
キツネさんの会話?
左側・♀?(歯をむき出して)
”遊んでばかりいないで、少しは仕事をしたら?”
右側・♂?(牙を少しだけ出して)
”そんなに怒らなくても・・・。”
何て言う会話が聞こえて来る様な?

♀のキツネさんは、歯を剥き出しにしてとても怖そう。
そこへ行くと、♂のキツネさんは、弱々しく牙を出していますが何となく情けない感じでしたっけ。可愛そうにね。
昔っから何所の世界も♂は気が弱かったのかな?
身につまされる会話が聞こえたような気が?





とまあ、勝手な想像は置いといて。
二の鳥居を出て、案内表示に従って左に少し行きました。
・諏訪神社・上社(藤沢市片瀬2-19)




社前には、大正四年(1915)七月生まれの狛犬さんが。
右側が吽像のようでした。子獅子がムンズッ!と押さえられて(踏みつけられて?)苦しそうでしたが、何となく喜んで居る様な表情かも?





本殿の右手には、立派な造りの皇大神宮が祀られていました。



本殿の左手に回ってみますと、引退したキツネさんが。

この後海岸線に出て134号線を少し西に進み、鵠沼伏見稲荷神社へ。
長くなりますので、今回はここで終了です。
地元の狛犬さんシリーズは、かなり続きます。

狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。
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コメント
ポチく~ん、コメント有難う!
何を予定していたのでしょうね。
再建をしないで、何かを勧請したのですね。
案外賢い判断かも知れませんね。
自分で再建するのは、大変な場合がありますものね。
他力本願、大いに結構!
さて、これからポチ君のために、明日の用意をしなければ!
投稿: カル2 | 2010年9月 3日 (金) 23時27分
きょう、再建しないです。
だけど、勧請したよ♪
それでとっぺで案内するつもりだった。
投稿: BlogPetのポチ | 2010年9月 2日 (木) 15時06分