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ちょい遠目の狛犬さん その12

風もなくて霧のために羽田空港が3時間も閉鎖した、2月25日の事です。

テレビのローカルニュースで、三浦海岸の河津桜が見頃と放送をしていました。
雪山に行こうと計画をしていましたが、軟弱者ですのでまだ見ぬ三浦海岸の河津桜を選んでしまいました。
このところ暖かい日が続いているので、雪質も考慮をしたのです。と、言い訳を一言!


桜並木の見物のみでは不十分ですので、少しだけ散歩を追加してみました。

で、浅間山三浦富士)~武山三浦海岸桜祭りのお散歩でした。



海沿いの駐車場に車を止めて歩き始め、京急・津久井浜駅前まで歩くと、この方が!

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このお方がお出迎えをして下さってはお参りをせねばなりませぬ。
まあ、こちらの浅間神社を承知はしていましたがね。
と言う事で、浅間山に入る安全祈願をいたしました。




・浅間神社(横須賀市津久井4-18)



・祭 神 木花咲夜毘売命 (このはなさくやひめのみこと)
      素盞嗚尊 (すさのおのみこと)
             猿田彦命(さるたひこのみこと) 
             保食命(うけもちのみこと)

・由 緒
 三浦富士浅間様とも言い、社伝によると「僧行基」が天平年間に駿河国の浅間神社を勧請し祀ったとの事です。
詳細は、下のサムネイルをどうぞ。
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では、鳥居を潜ります。

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石段を登りきったところに、このお方がお待ちかねでした。
阿吽両像とも子取りで、吽像の子獅子さんは親の背中の毛をしっかりと咥えて落ちない様に?していました。
昭和5年(1930)3月生まれの狛犬さんです。
          写真集には後日多数の写真を掲載します。

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                各写真は拡大できます。



少し狭めの境内には、立派な金刀比羅神社や稲荷社が祀られていました。そして片隅には弘化2年(1845)6月の彫が有る水鉢もありました。

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先ずは道中の安全を祈願して、『浅間神社奥社』への道を辿りました。
暫らく進むと、庚申供養塔や馬頭観音像が集められて祀られていました。大切にもお護りされている様子で、氏子さんを初めとして皆様の信仰心の深さが感じ取れました。

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すぐに山道となり奥社の鳥居を潜り更に進み、少し長めの階段状の道を登りきると山頂・『奥社』に到着でした。
山頂のには多くの石碑や石祠が祀られていました。

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その昔には多くの信者の方で賑わった事でしょう。
山頂の一角には、標識も無くなってしまった二等三角点の點標石がポツンと寂しそう。頭を撫でて出発でした。

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道すがら草花を愛でながら砲台山へ。
この辺は本当に暖かい様で、スミレが終期を迎えていました。

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程なく、『砲台山』に到着でした。
こちらの高射砲台跡は、我が逗子・披露山の砲台跡より浅い感じがしました。子供の頃の思い出ですから、若しかしたらもっと深い様に記憶しているだけかも知れませんね。

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周囲を少し探索してみますと、もう1基の砲台跡もありました。昔の子供達には良い遊び場だったのですが、今の子供達には無理なのでしょうね。そして、こんなコンクリートの構造物が有りました。何だったのでしょうかね。

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更に進み、『武山』へ。

武山山頂の展望台に登ってみても、この日は海も見えないくらいに遠望が全く利きませんでした。
仕方がないので、『武山不動尊』の本堂をご紹介。

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これで下山開始です。途中農家の直売所に立ち寄って買い物。
第1弾2時間少々のお散歩は終了でした。
三浦海岸に移動ですが、すぐ近くのこちらに立ち寄りでした。




・諏訪神社(三浦市南下浦町上宮田655)



・祭神 建御名方神(たけみなかたのかみ)
     天照大神(あまてらすおおみかみ)
     木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
          金山比古命(かなやまびこのみこと)
          大己貴神(おおなむちのかみ)
     日本武尊(やまとたけるのみこと)
・由緒        
  石作地区裏山の石窟に鎮座していた神霊を現在位置に移したのがはじまりとか。戦国時代には北条・里見両軍の主戦場となって、創建・由緒などの資料が散逸して不明となってしまった様です。浅田 弘光さんホームページ より引用させて頂きました )



こちらも鳥居の奥に、あの方が。

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こちらの神社には2対の狛犬さんが。
1対目(鳥居側)は、万延元年(1860)9月生まれ。
阿吽とも子取りです。

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2対目(拝殿側)は、文政13年(1830)6月生まれ。
阿吽とも玉取りだったかと思われます。
”お手”をしている訳ではないでしょう!多分。

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拝殿の屋根には、獅子付き留蓋も飾られていました。

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かなり広い境内には、立派な金刀比羅神社や稲荷社なども祀られていました。そして鳥居側の狛犬さんの傍には、文政13年(1830)6月や天保4年(1833)9月に建立された石灯籠もありました。

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向こう側が文政、手前(拝殿側)が天保製、その手前には明治製もありました



そして、三浦半島名木巨木五十選樹とかの『なんじゃもんじゃ』の古木が、そして早咲きの桜も咲いていました。

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お参りも済み桜も楽しんだので、河津桜を愛でに移動でした。



京急・三浦海岸駅から三崎方の線路脇や小松ヶ池周辺に約1000本植栽、「桜の咲く里つくり」をしているそうです。
桜は9分咲きから少し葉が顔を出している状態で、とても綺麗でした。

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こんな感じの春のような1日の散歩でした。
今回みたいに楽しみが沢山ある散歩はとっても良いですね。
帰りはもちろん、三崎のお土産。アレですよね!



狛犬さんの出順がかなり変則となって来ています。
ホルダーの中で、”早く出せ!”と吠えているのも居るようです。



神社以外の記事はカルディナが只今作成中です
少々お待ち下さい
カルディナのレポが出来ました。
 ・第1部のハイキング編は、こちらです。
 ・第2部の河津桜編は、こちらです。
どうぞ、お立ち寄り下さい!
こちらが本命だったりして。      2/27



・カル2の狛犬写真集に追加出来ました。こちらです。
                        2/27



・ちょい遠目の狛犬さん その11は、こちらです。
・ちょい遠目の狛犬さん その13は、こちらです。


狛犬さんシリーズは、かなり続きます。


では、また。

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コメント

ヒサさ~ん、こんばんは~&お帰りなさいっ!

お留守かな?とは思っていましたが、まさかあちらでさんを頂いていられたとは!
優しいカエルさんのお蔭で少しは元気になられた様ですね。
本当に優しい方ですね。
相方さんよりも、ヒサさんの方が幸せ者だったか?
まあ、お互いに幸せ者で良かったですね。
   ↑ちょいと、投げやりな一本調子で!

>まだまだ出番待ちの狛犬さんたちがたくさんいるんですね。
はい、この2ヶ月ほどご紹介をサボっていましたので、30対くらい待機中です。
一斉に吠え始めると、もう大変です。なんちて。
ぼちぼちとご紹介しますね。

河津桜ですが、今年は散り始めているかも。
まだ晩生の花が咲いているかな?くらいかと思います。
来年をお楽しみに!

三崎のあれ、カニさんに負けた~~~!残念。 で、近くなのにお土産は?
あっ、我が家もヒサさんちの分を買って来なかった。
美味しかったけど、まじ~~~ぃ!
相模湾の深層水、ヒサさんはお好きでしたっけ?
お好きなら、今度ね~ぇ!

投稿: カル2 | 2010年3月 1日 (月) 23時44分

カル2さん、こんばんは~。

まだまだ出番待ちの狛犬さんたちがたくさんいるんですね。
楽しみですー。 

こんな所にに河津桜が咲いてるんですね。
知りませんでした。
もう散っちゃったかな?

あっ、三崎のあれ!
私も大好きです~。 

投稿: ヒサ | 2010年3月 1日 (月) 19時13分

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受信: 2010年2月27日 (土) 16時42分

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