ご近所の狛犬さんたち その7
狛犬さんシリーズは続きます!
今回も、ご近所さんは藤沢市内です。
・神明社(藤沢市西俣野)
・祭神 大日(霊女)貴尊(おおひるめのむちのみこと)
・由緒 平安時代後期の武士の鎌倉権五郎景政及び
三浦義澄が崇敬し、堂宇を修整したと伝えられ
ています。
1792年と1871年に再建され、1973年に改築
の後、現在に至っている様ですが詳細は不明
です。
その6の「立石不動尊」から250mほどの所に在ります。
道路に挟まれた、少し細長い感じの境内でした。
イチョウ、イヌマキ、サワラ、モチノキ等が目に付きました。
鳥居の左側・狭い坂道の左側に、お地蔵様が祀られていました。
かなり古い様で年代は不明です。
(※ 一部の写真は、最近撮り直しました。)
まず、左側の左から。
・馬頭観音・天保9年(1838年)9月
・庚申供養塔・嘉永元年(1848年)11月と天保9年11月
・地神塔・明治9年1月
・西国百番供養塔・文化9年(1812年)10月
・湯殿山供養塔・文化9年(1812年)?月
続いてその右側で、トルソー化が少し進んでいて不鮮明でした。
拝殿前には、天保5年11月と彫られた一対の常夜灯が在りました。
更に境川沿いの道を進みます。
・小御嶽神社(藤沢市西俣野)
神明社から直線距離で500m位の所に在ります。
鳥居と短い参道、そして社のみの小さな神社でした。
・祭神 ・由緒 共に不明です。
建久6年(1195)の勧請とか。
祭神は、「日本武尊」かと思われますが、祭神・由緒は、共に不明です。
鳥居の脇には、明治政府の「神仏分離」の令に因り、廃寺となった「御嶽山神礼寺文殊院跡」の白い標柱がありました。
その同じ場所に、「御嶽神社」が祀られた様です。
狛犬さんが今まで出番待ち!だったのかな?
先ずは1対目
題名 : なにするねん!
ぽてと。さんが名付けてくれた、あの小獅子です。
2対目
こちらの狛犬さんは台座がかなり狭い?細いのが特徴的でした。
両狛さんとも、昭和12年3月生まれでした。
8枚上の写真の右隅に写っているのが、
「猿田彦大神石廟」です。
延宝8年(1680)の銘が有り、市指定有形文化財です。
石廟の屋根の上、右側には丸い大きな目をして大きな桃を持った得意気な姿、左側には手足をのばして腹ばい姿の2匹の猿が陽刻されています。
こちらは「御嶽神社」ですが、境川沿いの神社の特徴?で「鐘楼」が在ります。
鐘楼の脇の石段を上がると、「稲荷大明神」が祀られていました。
1対目の「吽」狛さんの足元には、文化3年11月の彫りのある水鉢が置かれていました。
2対目の狛犬さんの台座が少し細い。
(※ 上の2枚の写真は、後日撮り直しました。)
こんな感じの”狛犬さん詣”ででした。
2月の中頃で、路の途中にふきのとうが可愛く顔をのぞかせていましたっけ。
狛犬さんシリーズは、まだまだ続きます!
・ご近所の狛犬さん その6は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その8は、こちらです。
最後までご覧いただき、有難うございました。
では、また。
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コメント
ヒサさん、こんばんは~!
お帰りなさいっ!
狛犬さんの造りが本当に違いますね。
それが狛犬さんに嵌った理由かも知れません。
神社の特有なものなのか?
石工さんとその時代の特徴なのか?
はたまた、依頼主の希望なのか?
それら全てが混在しているのか?
面白いものですよね。
で、カル2が注文するとしたら、他にないような威厳のあるのにするかも。
って、実現でしそうも有りませんけどね。
おや、ヒサさんちと行動範囲が近いですか?
ふっふっふ、近いうちにもう少し範囲が広がるぞ~!
綺麗なお姉さんが神社に居られたら、ヒサさんかな?と思わなければ!
神様と狛犬さんが出逢わせてくれますでしょうか?
楽しみだ~!
投稿: カル2 | 2009年6月 1日 (月) 22時45分
カル2さん、こんにちは。
ただいまっです。
同じ地域の狛犬さんでも年代によって、
全く違う表情や造りですね。
それぞれの神社で受け継がれる狛犬さんの特徴とかあるんでしょうか。
専門の石工(?)さんがいらっしゃって、代々伝えられるんでしょうか。
最近では、いろんなものを継いでいくというのは難しいかもしれませんね。
それにしてもカル2さん、
我が家と行動範囲が近いです。
いつか、お山ではなくて、狛犬さんの前でバッタリしそうです。
投稿: ヒサ | 2009年6月 1日 (月) 12時31分