狛犬(ご近所)08

ご近所の狛犬さん その40

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昨年の3月以来久し振りのご近所の狛犬さんです。

2012.03.29.のその39の記事は、こちらです。

お隣になります横浜市戸塚区の狛犬さんをご紹介。
所用で度々出かけます不動坂。
前回の東峯八幡宮王子神社などからは、国道1号線を挟んだ反対・北西側となります。



・白(しろ)神社 (戸塚区名瀬1774)


・祭 神 
 闇淤加美神 (くらおかみのかみ)
  ※ 闇淤加美神は、渓谷の龍神、雨を司る竜神、
          雨乞い・止雨の神、
農業の神、高龗神の対の神
     とも言われる。   
     罔象女神と共に、日本における代表的な水の神 。

・由 緒
 白神社の創建は古く、平安朝正暦年間(990~994)にさかのぼる。もと近江国粟田の人、近藤玄蕃介秀延の創建になるという。秀延は安和の乱に敗れ、東国に遁れし折、たまたま駿河国秋葉社に詣で、所領を失いし己の落ちつく先を告げ給えと祈願せしところ、その夜相模国鎌倉郡に空場(あきば)ありとの夢告を受け、当地に至り、夢告と一致せし所なりと開拓に励み、やがてこの地を安住の地となし、神のご加護を感謝し、社を建てりと伝う。
 爾来、名瀬の里の鎮守として今日に至る。
 白神社という名前は、当町松窪という所に大きな白蛇が居て、永年に亘り農地を荒していたので、村人は水神が白蛇に変じて戒め給うものと悟り、そのみたまを奉斎したのが創祀だと伝えられている。
                       社頭案内石碑より


ナセグリ-ンGの西側に在りまして、こちらも長い石段が。

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鳥居を潜り、拝殿へと続く石段を更に登ります。

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石段を登りきると、2対目の狛犬さんがお出迎え。
先ずは、拝殿からご紹介。

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たまたまこの日に、ご近所のお子さんの初宮参りがあるとかで、氏子総代の方が見えていましたので、いろいろとお話を伺えました。

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で、蛇に因む伝承があるのですが、欄間?には白蛇かと思いきや丹頂鶴が。

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本殿の裏手には、お稲荷様でしょうか?石祠が。

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境内のご紹介に続いて本題へ。
先ずは、1対目・石段の上がり際の皇紀2600年(昭和十五年・1940)生まれの狛犬さんから。
先の東日本大震災の際には、阿・吽形共に90度回転した。との事お話でした。

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2対目・拝殿前の昭和十二年(1937)四月生まれの狛犬さんです。

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9日後、雪の降る中再度のお参り。

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境内の雪景色。

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  ↑ 震災の被害に遭ったと言う、杉の株2つ。

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2月20日のお参りは、初宮参りの方や泉区の三島神社から神官が着かれたのを潮に次へと移動でした。
そして、雪が降る2/29は写真を撮り終えると退散となりました。




今回のその30は、これで終了となります。
次回も横浜市戸塚区の狛犬さんです。お楽しみに!

狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その39は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その41は、こちら です。


最後までお付き合い、有難うございました。


では、また。 

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ご近所の狛犬さん その39

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取材から大分時間が経過してしまっています。
今回は、2010年3月の分のレポとなります。
横浜市戸塚区の北東部、東海道本線・国道1号線の東側で、不動坂の交差点近くです。



・東峯八幡 (戸塚区吉田町1263) 

・祭 神 応神天皇 (おうじんてんのう) 

・由 緒
 永久二年(1114)当地累代の名主、渡辺三左衛門が勧請したもので、創建の地は当町中打越であったが、昭和二年九月現在地に遷座した。
 現在地は俗称「八幡山」。旧鎌倉街道に近く、遠く富士の霊峰を望む高台で、境内に椎の古木(周囲4.6米)がある。「白旗の椎」と呼び、源義家奥州下向の際、ここに休憩したと伝える。
 本殿は安政五年四月の改築、拝殿は昭和四十一年四月の竣工。   
神社庁資料より


八幡大神または八幡神社とも呼ばれており、吉田町の鎮守社との事です。
住宅地に鎮座し、段葛を模したといわれる桜並木の長い参道がありました。
参道入口の鳥居の前には、「前中納言国房郷」歌碑と敷石奉納碑がありました。

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長い参道の両側や拝殿への石段脇には、多くの庚申供養塔などが祀られていました。

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          左・元禄三年 右・安政七年

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                元禄

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               享保三年

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八幡宮ですね、綺麗な色彩を施された拝殿で、久し振りに天井絵を拝見しました。

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拝殿前には、宝永七年(1710)十一月吉日の彫りのある手水鉢が。

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その手前の、大正四年(1919)八月生まれの狛犬さん。
尻尾がピンッ!とした子獅子が可愛い。

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そして、拝殿の左手・八幡神社由緒の碑の後ろにはこの方たちが。

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先ずは、やや傷みが見られますが40㎝ほどの、しっかりとした造りの阿像の狛犬さん。
文政八年(1825)秋八月造の彫りがありました。

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上の写真の左側には、狛蛇も。
台座に、天保二年(1831)十一月吉日の彫りが。

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そして、境内で一段と目を引いたのが、この「椎の木」です。
その昔、ある人物がこの「椎の木」の木陰で休息をしたそうです。
その人物とは、平安後期に奥州(東北地方)平定で名を高め、関東における源氏の地位を確立、文武に優れ、私利を計らぬ人となりは武士の鑑とされた、天下第一武勇の士「源 義家」だとの事です。
堂々たる大木で「白旗(しらはた)の椎」とも呼ばれ、横浜市指定の名木、戸塚区の古木にも指定されています。
そして白旗とは、もちろん源氏の御旗の色です。

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白旗の椎にパワーを頂いて、国道1号線に戻り1㌔少々東上し、こちらへ




・王子神社 (戸塚区柏尾町939)


・祭 神 護良親王 (もりながしんのう)
      (後醍醐天皇の第一皇子)

・由 緒
 護良親王が弑せられ給うた時、侍者、その御首を奉じて当地四抗の勤皇の郷土斉藤氏を頼り、ひそかに現本殿の位置に埋葬したと伝える。
 親王の御首を洗い清めた井戸を「首洗(くびあらい)井戸」と称し神社付近にある。井戸の傍の大杉は伐採しても不思議に新芽を生じたが、昭和35年頃焼損した。
 御首を一時隠し奉った所を「御墓」といい老松があったが、これも明治末年落雷に焼損した。
 四抗とは御首を洗う為の四本杭の簀の子の意、或いは鎌倉街道上で鎌倉から山を四つ越えた(よつごえ)の転訛という。
 社殿は当初西北に向いていたが東海道の往来に支障ありとて現在の東南向きに変えたという。
神社庁資料より


その昔の鎌倉古道でしょうか?山道沿いに鎮座されていまして、樹々が茂りとっても静かな良い雰囲気の境内でした。

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短い石段の右手に檜皮葺きの屋根の手水舎が。
水盤には、嘉永二年十一月吉日の彫りがありました。

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拝殿前の狛犬さんは、昭和十年(1935)七月二十二日生まれで、六百年祭記念の彫りもありました。

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かなり広い境内には、柏尾稲荷社、弁天社、豊受大神宮や子の神社などの境内社が祀られていました。

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拝殿を背にして。

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穏やかな雰囲気の境内を後にし、再び国道1号線へ。
500m程上り、右手の住宅地へと向かいました。



・瑞穂神社本殿 (戸塚区柏尾町764)


・祭 神 天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)
      (別名、妙見菩薩・北極星)
  配神 丹生都比売神(にうつひめ:丹生明神)
      火産霊神(ほむすびのみこと)

・由 緒
 瑞穂(水火)神社は、文部大臣認証宗教法人「山蔭神道」の神社であり、元宮は愛知県の幸田町にあり、「貴嶺宮」と云います。山陰神道は約2000年の伝承を有する古神道であり、宗家の山蔭家は応神天皇の御代より歴代宮中に仕え、国家の重要な祭務を司って参りました。当地は、旧名「川上村柏尾」と称し、それは、奈良県吉野郡樫尾に由来し、鎌倉時代の移住者により開かれた土地であります。もともと水源の地にして、今に湧水は絶えません。里人に、水神の眷族「龍神」の信仰がありましたが、今は隠れてしまい、「霊験の秘儀」を見失ってしまいました。そこで、平成9年に、天地創造の神である太元霊を主祭神に、その御顕れ神である水の神「丹生都比売神」と火の神「火産霊神」を併せ祀り、瑞穂(五穀)を養う神として「瑞穂神社」を建立したのであります。
との事です。


「瑞穂神社」の表札が掲げられた石門の脇にある掲示板に、神道に関する解説や、この瑞穂神社が山蔭神道という古神道の神社であることなどが記されていました。
古神道(山蔭神道)の修験道場の様ですね。若干難しい内容でした。
石門から続く坂道を登ると社務所が、更に少し登ると拝殿がありました。

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拝殿前の狛犬さんは、平成十一年(1999)五月吉日生まれでした。

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何とも表現が出来ない雰囲気?霊気?が感じられる境内でして、狛犬愛好家?のカル2としては長居がし難い感じでした。
この雰囲気を感じたのは、初めてと思われます。
で、そそくさと次の神社へ移動でした。



今回のその29は、これで終了となります。
次回も横浜市戸塚区の狛犬さんですが、取材日はつい先日の2月20日です。
新鮮ですよ!
お楽しみに!

狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その38は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その40は、こちらです。


長々とお付き合い、有難うございました。


では、また。 

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ご近所の狛犬さん その38

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いよいよ!と言いますか、取り合えず、藤沢市編の
仮〆です。
Aさんから”こちらにも見つかったよ!”とのご連絡を頂いて早速の取材。
そして、三対が追加となりました。
Aさん、本当に有難うございました。
皆様、是非とも”こんな所で出会ったよ!”とご連絡頂けると、大変嬉しいです。
もちろん、既出でも構いませんので、どうぞよろしくお願い致します。


で、前回のご近所さん その37は、こちらです。



今回は、駅前が新たに整備されましたJR辻堂駅から程近いこちらからです。



・本立寺(藤沢市辻堂神台2-2)


宝光山と号し日蓮宗のお寺で、本尊は十界曼陀羅(一塔両尊)です。
開山は日榮上人で、静岡県清水市興津に文禄元年(1592)に創設され、大正十三年(1924)九月三日、日佛法尼日顕上人に依り当地に移転し寺号を継承した。  山門脇案内板より


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山門を潜ると、直ぐに1対の狛犬さんがお出迎え。

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まずはお参りですよね。
しか~し、本堂前にも小柄ながら何とも不思議な狛犬さんが。

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でも、やっぱりお参りですよね。
本堂の額には、「開運大宝光天子」と。
宝光天子は、法華経での呼び名。仏法を守護する十二天の一であり
三光天子の一で、太陽を神格化したもの。日宮天子・放光天子ともいう

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お参りを済ませたので次へ、と言う訳には参りませぬ。
山門傍へ戻り、この方たちをパチリ!
台座が新しく造られた、年令不明の狛犬さん。

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非常に不思議な形の狛犬さんでした。
続いて本堂前の、こちらも何とも不思議な組み合わせ?の狛犬さんです。

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怖い顔をした?狛犬さんと芭蕉扇を持ったお地蔵様?が寄り添っているのでしょうか?
2対とも初めて出逢えた形の狛犬さんです。
大正十三年にお寺さんが開設された時からの長い月日の中で、近郷近在からいろいろな石碑や像などが預けられ、由緒由来がはっきりしない物が沢山あるとか。


ビルの立ち並ぶ谷間になってしまった境内でした。
石灯籠には、人の顔が浮き彫りされていました。

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ほっこりとした気持ちで、次は前回にご紹介しました
獺郷(おそごう)へ。




・東陽院 (藤沢市獺郷1589)


永正年間(1504~1520)に僧忠室宗孝により開基された曹洞宗の寺院で、岩谷山と号します。かつては小田原市にある久野総世寺(くのそうせいじ)の末寺で、茅ヶ崎市芹沢の善谷寺、行ヶ谷の宝蔵寺を末寺に従えた小本山であったと言われています。以前は近くの「丸山」にあったとされています。
本尊は釈迦。須弥壇左側の阿弥陀如来は東陽院の守護神と伝えられています。ふるさと御所見より

詳細は、下の案内板をご覧下さい。

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鉄筋の近代的な山門でした。

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山門を潜ると、正面にやはり鉄筋造りの本堂が。
参道左手に石祠一つと木造祠二つの祠がありました。

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で、逢えました。
一番手前に在る、石祠の前に!

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その石祠の側面に、昭和二十七年(1952)四月吉祥日の彫りも見えました。

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昭和二十七年(1952)四月吉祥日生まれと
思われます狛犬さんです。
少し傷みが見えるのが何とも残念。

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なんとも良い雰囲気を醸し出しているお顔ですね。
Aさんのお陰で今日は十二分に和ませて頂きました。
で、境内からは富士山や丹沢の山並みが良く見えていました。
本来なら今日の上天気の下、山遊びを予定していたのですが・・・。

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でも、気持ち的には本当にほっこりでした。
今回は多くの珍しい狛犬さんに出逢えまして、写真の枚数が多くなってしまいました。
で取り合えず、藤沢市編は一度仮〆となります。
しか~し、ご近所の狛犬さんシリーズは、まだまだ続きます!
次回は横浜市戸塚区の狛犬さんの予定です。
お楽しみに!

狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その37は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その39は、こちらです。


長々とお付き合い、有難うございました。


では、また。       

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ご近所の狛犬さん その37

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いよいよと言うか?やっとと言うか?藤沢市の狛犬さんのラストレポです。
とっても遅くなりまして、あとひと月で取材から2年が過ぎようとしています。
狛犬さんも最初のうちは”早く出してよ~ぉ!”とフォルダの中で騒いでいた様でしたが、最近では・・・。
あまりの遅さに、呆れ返っている様子。



前回レポの打戻・宇都母知神社から数社の不在社を訪ねながら西北方向へと移動でした。
前回のご近所の狛犬さん その36は、こちらです。




・宮原寒川社 (藤沢市宮原1289)


・祭 神 品陀和氣命/誉田別命(ほんだわけのみこと)
        別名・応神天皇
  合祀 大宮姫命 (おおみやひめのみこと)
      素戔嗚尊/須佐男命 (すさのおのみこと) 

・由 緒
 創建時期など詳細は不明。
 神仏が合習していた江戸時代には社の西隣にある観蔵寺が別当寺で僧侶や山伏、修験者など雑多な人々が居住していたとの事です。
 入母屋造の屋根を持つ拝殿は明治二十七年(1894)に再建された。本殿は明神造、拝殿は入母屋造となっている。


この神社の付近は、その昔相模国一之宮・寒川神社の敷地であり、その宮の土地を開拓した集落であったことから宮原と呼ばれるようになった。そしてこの小さな神社にも、寒川神社と同じ御祭神が祀られた。
           社頭案内板より



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昭和六十一年(1986)十一月吉日生まれの狛犬さん。
天皇在位六十年記念の彫りがありました。

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割合広めの境内には、鐘楼(戦時中の供出により梵鐘はない)や稲荷社もありました。

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子供たちが遊んでいる境内からは、大山や丹沢そして富士山も望めるとの事ですが、何せ空模様が・・・。
直ぐ傍の中原街道を行き交う多くの旅人が、こちらの神社でも旅の安全を祈願しながら、富士山を眺めていたのかも知れませんね。その頃の周辺はどのような感じだったのでしょうね。



続いて、この日最後となるこちらへ。




・子聖神社 (ねのひじりじんじゃ)
   (藤沢市獺郷/おそごう799)字名は雷(いかずち)


・祭 神 大己貴命(おおなむちのみこと)

・由 緒
 創建時期は不明ですが、享保十八年(1733)の棟札が残されている。
 創建時の社は、東陽院近くの中谷にありましたが、明治元年(1868)の台風により本殿が倒壊したため、現在の地に移転・改築された。その際に八幡社・大六天社・山王社の下宮三社を合祀し、子聖神社という名前になった。
 詳細は、下の案内碑をご覧下さい。

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獺郷(おそごう)地区の鎮守様です。
その昔からこの付近には沼地があり、獺(かわうそ)が多く生息していたところから獺郷と名付けられたとの事です。


こちらの境内には、石段がなかった記憶が・・・。

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やや大きめの狛犬さんで、平成六年(1994)十二月吉日生まれでした。

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拝殿の右手には、神輿庫や小さな祠、そして多くの石塔が祀られていました。

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祠の中の青面金剛は左が安永四年(1775)十二月吉日、右が寛保二年(1742)八月吉日の彫りがありました。

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その左手には、双体神など建立年代が不明ないろいろの石仏石塔が集められ祀られていました。

右手の奥の双体神に元禄の彫りが。若しかしたら藤沢市最古と言われている元禄三年(1690)建立の双体庚申供養塔かも知れません。
手前左が安永五年(1776)、右が天明三年(1783)の彫り。

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観音像?の台座に道標が。
大山街道の道標の様ですが、どちらに祀られていたのでしょうか?

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拝殿の左手には鐘楼がありました。
以前の梵鐘は文政六年(1823)鋳造されたものでしたが、第二次大戦時に供出。昭和五十六年(1981)に再び鋳造されたとの事です。
梵鐘には、世界平和、五穀豊穣や梵鐘に係わる由来などと共に、羽衣を纏った天女さまも浮き彫りされていました。

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子聖神社の一部の写真は、本日・2012/2/9撮影しました。



これでほぼ神社巡りは終わりとなりましたが、後日見落とした神社や小さな祠などを巡りました。
かなりの数の神社にお参りをしました所、新たに狛犬さんが1対見つかりましたのでご紹介。




入町厄神社 (藤沢市本町1-3)


・祭 神 厄神鬼王(疫病除けの神)

・由緒・伝来
 明治十七年(1884)川崎大師(厄除け大師)から分神された。
 明治 十五・十六年、この地方に疫病(天然痘)が大流行し、僅かに厄神社のお札が貼ってある家庭では病気にならなかったので、厄病除けを祈願して、近隣の入町・仲久保町・旅籠町の有志により祀られた。
 現在の社殿は、明治二十四年に建立。
 神殿内の蠟燭立ての鉞(まさかり)は、時期不明だが、米山富吉氏が奉納された。  
入町町内会様の・入町厄神社の由来より引用させて頂きました


所在地は、若干見つけ難い所に在ります。
旧東海道・藤沢宿の中心部、現在の石曽根履物店横の
藤沢小学校裏に登る路地を入ります。
石段をあがると鳥居と小さなめの2つの社が在りました。

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お社の中には、少し見え難いですが
蠟燭立ての鉞が。
(格子窓殻からの覗き撮りでして・・・。

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右隣のお社に、”お住まいでした~~~ぁ!”
狛犬さんと思われます。

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とっても難しい覗き撮りでした。
これで、ご近所の狛犬さん・藤沢市編が終了となる予定でしたが・・・。
実は、昨日ある方から情報・朗報が届きました。

”お寺さんに狛犬さんがいるよ!”
とね。
それも二社もですよ!
天気がとっても良い日の山遊びの予定を蹴っ飛ばして、今日早速行って来ました。
従いまして今回のレポは、ラス前という事になりました。
次回が取り合えずオーラスになります。
皆様、新たな狛犬さんを見つけられましたら、ご一報の程を!
よろしくお願いいたします。
その都度追加していきたいと思っております。


と言う事で、ラス前レポは終了です。
次回は、かなり変わった?面白い?狛犬さんが登場します。お楽しみに!


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その36は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その38は、こちらです。


では、また。       

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ご近所の狛犬さん その36

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ご近所の狛犬さん・藤沢市編も終わりに近くなって来ました。
前回のレポは、こちらです。

大庭の諏訪神社から北方向へと移動でした。



・御嶽大神 (藤沢市遠藤2593)
  (御嶽神社)


・祭 神 日本武尊(やまとたけるのみこと)
  合祀 大己貴命(おおなむちのみこと)
      小彦名命(すくなひこなのみこと)
      素盞嗚命(すさのおのみこと)
      菊理媛命(くくりひめのみこと)
      倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
      木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

・由 緒
  創立年代は不詳との事ですが、慶長五年(1600)以前に存在したと言われているそうです。
  詳細は、下の社頭案内をご覧下さい。クリックを!

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かなり広めの境内で、長い参道は西向き。
拝殿から富士山も見られるとの事ですが、あいにくの空模様でした。

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南向きの参道に、木製の両部鳥居がありました。
正面は舞殿、右手に拝殿・本殿。

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お化粧をしてもらっている、昭和十一年(1936)十月一日生まれの狛犬さん。

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拝殿を背にして、富士山の方向を眺めています。

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境内にある鐘楼には、講和記念と浮き彫りされた鐘が吊られていました。

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境内の片隅に、庚申供養塔が祀られていました。
中央の背の高い明暦二年(1656)銘の青面金剛像は「4本手の庚申」と云われる珍しい像で、神奈川県の有形民俗文化財に指定されています。
その左側の厚みのある三猿像の庚申供養塔(万治二年銘・1659)は、三猿が各々首をすくめ親しみやすい表情で正面を向いた、江戸初期に多く見られる像。藤沢市の有形民俗文化財に指定されています。

P3080144


社殿左側に「力石」がありました。

力石の由来 (台座の案内より)

 うみうみて
   とおつみおやの
  古ゆ力競そいし
     ほぞ拝む石

 此の石は古老の言い伝えによれば
 陰形の道祖神として祀り五穀豊穣
 子孫繁栄 旅の安全等々祈願したもの
 なりと云う。
 而し乍ら此の石には銘がない為昔から
 若衆たちが此の石をもって力だめしを
 したので誰れ云うとなく力石と呼ぶ
 様になり今日に到ってゐる 以下略

P3080140


最初に見た時には、”おやまあ、やっぱり溝があるんだぁ!”と思いました。
子孫繁栄祈願と言うと、アレですものね。



富士山が眺められず残念な思いを残して、更に五社ほど巡るも狛犬さんは不在。次に出逢ったのは、慶応大湘南キャンパスの北西方向400m程のこちらでした。




・宇都母知神社 (藤沢市打戻3012)


・祭 神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
      稚産霊神 (わくむすびのかみ)
      若日下部命(わかくさかべのみこ)

・由 緒
 創建年代は不明となるが、第21代雄略天皇の時代(495年頃)に、既に、祭祀が行われていたことが、日本総風土記に記録されている。ただ、その当時とは場所が多少異なり、相模国鷹倉郡宇都母知郷にあったと言われる。その後、天慶2年9月(939年)には、若日下部命の御尊霊を大和国泊瀬(はつせ)より遷座して相殿に奉祀された。そして、正応3年8月(1290年)に、鎌倉八代将軍久明親王の執権北條貞時が社殿を改築し、同年9月に参拝したという。 神社人より引用


P3080150

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P3080174


狛犬さんは、大正三年(1914)六月生まれでした。

P3080156

P3080162


”尻尾の巻き具合が、この近辺で出会ったような?”と思い確認した所、石工さんは 厚木町 秋元信太郎 と彫られていました。 ”やっぱりね!”と納得。

P3080172


そして、この姿の小獅子ちゃん。
首が疲れて痛いのでは?
初めて出逢った形だと思います。

P3080166


とっても広い境内の片隅の庚申塔には、文政十年(1827)十一月吉日の彫りも見えました。

P3080152


拝殿を背に、南向きの参道の眺め。

P3080175


上の写真の鳥居の右手・道路の向こう側に鐘楼があり、その鐘には 世界平和 五穀豊穣 の大きな文字や由緒などの浮き彫りが為されていました。
入口には、かなり古い社号標がありました。

P3080179

P3080183


鐘楼付近にも石塔が。
大地神の石塔には、文久四年(1864)正月の彫りがありました。

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緑深い鎮守の森で囲まれてい居る境内のあちこちの石仏、樹齢300年といわれる御神木の椎の木や鳥居右手の古墳と伝えられる地形跡を楽しむ事が出来ました。

長くなりましたが、藤沢市の狛犬さんのラス前のレポは終了です。
いよいよ、次回が藤沢市編オーラス!
お楽しみに!!!

ただし、年が変わってからですがね。


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞ、ご覧になって下さい。


・ご近所の狛犬さん その35は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その37は、こちらです。


では、また。

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