狛犬(ご近所)05

ご近所の狛犬さん その25

11月27日の厚木からの帰り道です。

この道を通るといつも気になっていた神社です。

厚木から寒川・茅ヶ崎方面に向かう県道46号線を南下。位置としては、JR相模線・倉見駅の北東で海老名市と藤沢市に接している東海道新幹線の高架下です。46号線を更に少し南下すると、後日ご紹介を予定しています寒川神社があります。



・倉見神社(高座郡寒川町倉見46)


・祭 神 天照大神 (あまてらすおおみかみ)
      熊野加牟呂岐命 (くまのかむろきのみこと)

・由 緒
 
創建年月は不詳であるが小田原北条家家中、中山彦八郎が倉見村を知行していたおり、神明社、熊野社の両社を勧請したと伝えられている。爾来倉見村の鎮守として氏子の尊崇するところである。
明治二年、神明社、熊野社の両社に、部落内の数社を合祀して「倉見大神」と改称する。
明治六年、村社に列せられる。
明治二十八年、寒川神社本殿造営に際して、旧殿の払下げを宮内省の許可をとり、倉見大神の本殿とし、併せて幣殿、拝殿も改築する。
昭和十八年十一月、「倉見神社」と改称し、神饌、幣帛、供進神社としての指定をうける。昭和二十八年十二月、「宗教法人倉見神社」となる。

境内社・浅間大神
  浅間大神の創建年月日は不詳であるが、天正年間に高木甚太郎が倉見村に陣屋を構えていたおり、浅間大神を勧請したと伝えられている。明治十六年二月、社殿の損傷甚しく、石碑を建立する。昭和六十年十月、石碑に亀裂が生じ危険のため修復する。  
神社庁資料より



境内の入口には、樹齢300年を越えるケヤキが聳えていました。根元から約2mのところで二股にわかれているところから『夫婦(めおと)欅』とよばれているとか。

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拝殿は平成4年、寒川神社「平成の御造営」にあたり譲与を受けたもので、
本殿は明治27年、寒川神社本殿造営に際して、旧本殿(寛保元年(1741年造営)・町重要文化財指定)を譲与され、同28年移築されたもの。
神社庁資料より

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拝殿を背にした眺め。鳥居の手前に彼らが。

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平成6年(1994)9月吉日生まれの狛犬さんです。

狛犬写真集にはいろんな角度からのが載ります。

写真集は、こちらからどうぞ。

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そらっとぼけた?狛犬さんと暫し勤しみ、こちらへ。

入口の鳥居左手に在る、境内社の『浅間大神』です。

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大正5年(1916)10月2日生まれでした。

阿像が子取りで、残念な事に下顎が欠損していました。

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11月27日の狛犬さん詣ではこれで終了となりますが、『ちょい遠目の狛犬さん』の続編・昨年の七夕の最終詣での神社が厚木市内なので、『ご近所さん』のこちらに入れる事に。




・八幡神社(厚木市及川624)



・祭 神 応神天皇 (おうじんてんのう)

・由 緒 
 弘法大師の建立で建久年間(1190~)に本多七郎道本が、弘治三年(1557)には中尾丹後守が、宝永二年(1705)年には及川村の領主関宿藩主牧野氏が再建したという。旧及川村の鎮守。



国道412号バイパス脇に鎮座しています。こちらもバイパス工事のために境内が半分になってしまったそうです。その際にもかなり手を入れたとか。



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平成3年(1991)12月生まれの狛犬さんでした。

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拝殿の奥に回ると、境内社が。

『蚕影(こかげ)神社』でした。 

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その右手には、引退した狛犬さんや石塔などが並べてありました。

で、狛犬さんの位置が左右逆と思いましたが、良く眺めると良いのかも?

手水鉢を挟んでを互いに見つめ合って、仲良く老後を過ごしている感じでした。

工事をされた職人さん、中々味な事を!

昭和4年(1929)4月10日生まれでした。

写真は全て拡大できます。

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とぼけた形のや老後をゆったりと過ごしている狛犬さんがやっと登場しました。

ホルダーにはまだまだ面白いのが”早く紹介しろっ!”と騒いでおります。

従って、シリーズはまだまだ続きます!



狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞご覧下さい。



・ご近所の狛犬さん その24は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その26は、こちらです。


では、また。

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ご近所の狛犬さん その24

この日(昨年の11/27)は、厚木方面でした。

何所までが『ご近所さん』か良く分かりませんが、適当に=気分で仕分けをしております。

で、相模湖方面に行く時のナビに表示される鳥居のマークにお参りでした。もちろん大分以前からマークはしていました。

何ヶ所かお参りをするも、目的の方は不在でした。



旧412号と県道63号線の交差する荻野新宿です。



・日吉神社(厚木市下荻野1114)



工事中の境内に少しだけお邪魔しました。この日は工事関係者も見当たらず、目の前の交番からこちらを眺めている人影も在りましたが、声が掛かりませんでしたのでお参りを続行。

・祭 神 大山咋命 (おおやまくいのみこと )

・由 緒 
  旧名は山王権現。ご神体は帝釈天の像がある懸仏で慶安元年(1648)の銘がある。明治3年(1870)現社名となる。との事です。



荻野新宿交差点の北東角に位置し、交差点の拡張工事のために境内を削られていました。いずこも同じですね。

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昭和14年(1939)10月7日生まれの狛犬さんでした。

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かなり大きなイチョウがありましたが、こちらはまだ緑が濃いですね。(こちらでない所の色付いたイチョウが次に出て来ます。)

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工事中で何となく遠慮気味にお参りを済ませて、あちこち立ち寄りながら412号線を北上。




・荻野神社(厚木市上荻野1)



・祭 神 大己貴命 (おおなむちのみこと)

・由 緒
 当社は旧荻野村の中央に位置し、祭神は大己貴命 配祀は 素戔嗚尊 である。
  創立年は不詳、 貞享四年(一六八七年)再興し自然石をご神体とし牛頭天王を合祀し石神大明神と称したが明治三年(一八七〇年)に荻野神社と改称された。
 天正十九年(一五九一年)徳川家康より社領に三石の朱印を附せられ明治六年(一八七三年)に郷社に指定された。
例祭は毎年七月に行い大祭は六十年に一度丙子の年に行う。境内は約七百坪で御神木の大公孫樹を中心に構成する一大高森は 荻野郷総鎮守に相応しい様相を呈している。 社頭由緒書きより



本殿は貞享四年(1687)に建てられたもので厚木市内最古で最大規模との事です。境内の御神木の銀杏は樹齢600年とか、綺麗にに色付き始めていました。日吉神社は交通量の多い交差点際、生活熱?で気温が少し高いのでしょうか、道路から少し離れると木々の彩が深くなっていました。

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手水舎にも金目の立派な狛犬さんが。そして、水鉢には文久の文字が彫られていました。(年月日は不明です)

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大正14年(1925)9月生まれの狛犬さんです。
阿像が子取りでした。

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樹齢600年と言われている大銀杏の根元には、境内社や役の行者像が祀られていました。

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奈良時代の有名な修験者の祖である役の行者に、あるお願い事をして次に進みましたが、なかなか目的の方にはお逢いできませんでした。




412号線を厚木方面に戻りながら立ち寄りです。

及川児童公園前の信号を左折した直ぐ左手にありますが、更に進んで及川球場にて駐車。



・十二天神社(厚木市及川497)



・祭 神  月夜見命 (つくよみのみこと)

・由 緒
 風土記稿では十二天社で寺の持社だったが、明治の神仏分離令により十二神社と改名した。との事です。



鳥居もない小さな神社ですが、児童館や老人憩いの家などが隣接してあり、境内も活用されているようでした。

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昭和52年(1977)4月生まれの狛犬さんです。

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境内社のお社の木鼻にかなり細かな細工がされた狛犬さんも。写真はダメ!だったのかボケていました。

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拝殿の大きさの割には広めの境内で、片隅のドウダンが綺麗に色付いていました。

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この後、気になっていた1社に立ち寄り帰宅でした。

つぎに登場する『ちょい遠目の狛犬さん その18』の取材最後に立ち寄った1社と共に次回ご紹介!

ちょいと変わった狛犬さんが登場します。

シリーズはまだまだ続きます!


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集の中に沢山掲載しています。

どうぞご覧下さい。



・ご近所の狛犬さん その23は、こちらです。

・ご近所の狛犬さん その25は、こちらです。


では、また。 

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ご近所の狛犬さん その23

昨年の11月3日の続きです。

東海道線沿いの「御霊神社」をお参り後、柏尾川を渡り上町屋へ。

深沢のJR鎌倉総合車両センター(国鉄大船工場と言った方が分かり易いかも知れませんね)の跡地北西端へ移動でした。

この付近には、新田義貞の鎌倉攻めで有名な『洲崎古戦場跡』宝篋印塔がすすり泣くと言われている『泣塔』等もあります。




・天満宮(鎌倉市上町屋山ノ根616)



・ 祭 神   菅原道真 (すがわらのみちざね)

・ 由 緒
 上町屋の氏神。
  天慶年間(938~947)上総介平良文が霊夢を受けて天神をこの地の鎮護として祀ったのがはじまり。
  石造庚申塔(寛文十年 1670年)は市指定文化財。
         神社庁資料より 素っ気無いこと。



やや狭い境内です。

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大正15年(1926)9月生まれの狛犬さんです。
高さが40cm位で、吽像が右でした。
子獅子の顔が何んとも とぼけて!

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松尾社、稲荷社、神明社が末社として祀られており、拝殿に向かって左手にはかなり古い石塔も祀られていました。
右が正徳二年(1712)七月十五日の彫りのある半肉彫の神像碑、左が寛文十年(1670)九月吉日の彫りがある庚申塔。(市の有形民俗文化財)

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夕暮れ近くなって来た境内でした。この後、湘南モノレール(大船~江ノ島)沿いの道を大船方面に移動。この付近は小さい頃に姉の家に泊まりに行き、東海道線の列車を観たり近くの小山で砂岩の化石掘りをした思い出深い所です。




・北野神社(鎌倉市山崎宮廻り736)
  (山崎天神)


・ 祭 神 菅原道真
・ 由 緒
 歴応年間(1338~1342)夢窓疎石が京都北野天満宮を勧請したと言われている。
 貞治元年(1362年)円覚寺塔頭黄梅院主が再建。江戸時代に村の鎮守になった。
 菅原道真没後1,000年に当たる明治35年(1902年)神殿を修復して盛大な式典が行われた。
 宝篋印塔(市指定文化財)があり塔の上の相輪部を取ると笠部の中心にへこみがあり、そこにたまる水を目につけると眼病が治ると言われています。
 岩瀬村の五所明神に合祀されていた相殿の牛頭天王は延宝年間(1673~1681)に、神託により当社に合祀された。
拝殿には牛頭天王を祭った神輿がある。
   神社庁資料などより こちらは少しだけ良くなって来た?



長い石段を登り木々が茂った道をジグザグに進み、再度石段を登ると拝殿でした。

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石段を登りきった鳥居の前にはこんな狛犬さんが。
台座には、明治35年(1902)3月25日の彫がありました。その昔、半世紀ほど前に遊びに来ていた頃には狛犬さんも健在だったのでしょうが、今一記憶にありません。
もっとも、子供の頃から狛犬に興味があったらかなり変ですよね。

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拝殿に向かって左手には、宝篋印塔や板碑がありました。

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狛犬さんにお別れをして、
東海道線やモノレールの音を聞きながら大船駅方面に移動です。



大船駅の東海道線藤沢方の踏切りの山側で、
こんな感じに大船観音が見える所です。
             (写真は12月に撮りました)

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・塩竃神社(鎌倉市台1ー5)



・ 祭 神 塩土老翁神 (しおつちのおじのかみ)
      武甕槌神 (たけみかずちのかみ)
      経津主神 (ふつぬしのかみ)
・ 由 緒
  徳川末期の頃に当所の娘が仙台公に仕え、塩釜神社を崇敬すること頗る厚く、帰郷するにあたってその御分霊をいただき、小祀を建て崇敬の至誠を捧げてきたが、明治に入り国鉄の開通とともにその分岐点として栄えるに従って近隣住民も崇敬の念を持ち、氏神樣と仰ぎ今日に至った。 神社庁資料より 



場所柄、かなり狭い境内です。

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昭和8年(1933)4月生まれの狛犬さんです。

45cmほどの小さめで、目に愛嬌がありました。

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少しヘチャムクレ?の子獅子さんにお別れして、長かったこの日の狛犬さん詣では終了となりました。

この日はこれで終了なのですが、7月にお参りした鎌倉市材木座の「五所神社」のご紹介がまだでして、今後暫らくの間は鎌倉市の神社の順番が来そうにありませんので今回追加でご紹介。


7月11日、葉山町の狛犬さんを訪ねた帰り道にお参りしました。材木座の大町寄りに在ります。



・五所神社(鎌倉市材木座2-9)



・ 祭 神 大山祇命 (おおやまつみのみこと)
      天照大御神 (あまてらすおおみかみ)
      素盞嗚命 (すさのおのみこと)
      健御名方命 (たけみなかたのみこと)
      崇徳院霊 (すとくいんのみたま)
・ 由 緒
  当社鎮座地は、古くは乱橋村と材木座村とに分かれていた。乱橋村には三島神社、八雲神社、金刀比羅社の三社が鎮座し、材木座村には諏訪社と視女八坂社の二社が鎮座していた。
明治初年に村が合併し、乱橋材木座村となった。
近年さらに材木座と改められた。
相模風土記稿に「三島社村持」とある如く、村の中心的社であったので明治六年、村社に列格された。明治四十一年に他の四社が合祀され、五所神社と改称した。
大正二年神饌幣帛料供進神社に指定された。
                神社庁資料より



参道の突き当りには立派なお神輿が収められており、その前を左に折れると拝殿でした。お神輿は寛永19年(1642)修造の棟札があるそうです。

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境内には、2対の狛犬さんが待っていてくれました。
2対とも、阿像が子取りでした。
1対目の昭和59年(1984)12月生まれの狛犬さん。

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2対目の大正6年(1917)6月生まれの狛犬さん。
子獅子が鞠で遊んでいるのは初対面かも?

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2対目の狛犬さんを背にした眺め。
正面神輿庫の右に「不動種子板碑」のお堂も見えています。石段を登った左右には数多くの庚申塔がありました。

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不動明王石碑には弘長2年(1262)の銘があり、国の重要美術品に指定されているとか。綺麗な状態が保たれていました。
      (案内板はかなり拡大できます。クリックを!)

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稲荷社のキツネさんは、上2枚が昭和12年(1937)4月生まれ、下2枚は不明でした。

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庚申塔群です。何故か「摩利支天像」が1体ありました。
その左隣りが寛文十二年(1672)の建立の庚申塔です。
上辺に日月、中央に「奉造立帝釈天王(玉)」と刻み、中ほどの両端に鶏を配しています。下部には三猿が厚肉彫でなされています。

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他にも20数基の庚申塔がありました。

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境内の片隅には「疱瘡神」や各神社の板碑などが多く祀られてもいました。

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ご近所の狛犬さん その23と追加分のレポはこれで終了となります。

長々とお付き合い有難うございました。

が、シリーズはまだまだ続きます!


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集に沢山掲載しています。

どうぞご覧下さい。



・ご近所の狛犬さん その22は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん 特別編(中華街編)は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その24は、こちらです。


では、また。

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ご近所の狛犬さん その22

江ノ島島内の巡礼を済ませて、龍口寺まで戻って来ました。

龍口寺に隣接して社殿や鳥居が残っている、こちらに立ち寄りでした。



・龍口明神社・跡(鎌倉市津1番地)


 大正十二年 (1923)の関東大震災により社殿などが全壊。昭和八年 (1933)に龍口の在のままで改築した。
 昭和二十二年(1947)に、龍口山が片瀬村(現藤沢市片瀬)に編入されて以降、境内地のみ津村の飛び地として扱われ現在に至っています。
 太平洋戦争後の復興により交通事情も悪くなり、神輿渡御も難しくなったために氏子の里へ昭和五十三年(1978)に村人達の総意により江の島を遠望し、龍の胴にあたる現在の地 ・鎌倉市腰越字蟹田谷へと遷宮しました。                   神社資料より

 遷宮後の龍口明神社は、後日ご紹介をします。



江ノ電車両のだいぶ以前の搬入口でもあった、路面電車として走っている交差点の前にあります。

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石段の上には拝殿や狛犬さんも見えましたが、柵があり近付くことが出来ませんでした。
かなり無理な体勢の撮影となり、建立年月日の確認は出来ませんでした。

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境内の片隅にはこんな掲示板がありました。

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            写真は少し拡大できます。




続いて、小田急線・鵠沼(くげぬま)駅の北側に移動でした。



・賀来(かく)神社 (藤沢市鵠沼藤ヶ谷3-10)


・祭 神
    武内宿禰命   (たけしうちのすくねのみこと)
    大雀命   (おおささぎのみこと)
    岩比売命   (いわのひめのみこと)
         他、三神(十神との説も)
・由 緒
     下の由緒書きがかなり大きく拡大できます。
     ご覧いただければ幸いです。

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住宅地の神社で、境内は少し狭い感じもしましたが由緒のある神社です。

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参道の狛犬さんで、昭和60年(1985) 10月生まれでした。
吽狛さんは、お祭の時にでも飾って貰ったのでしょうか?赤い豆絞りの鉢巻をキリリと〆て?載せて?いました。

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境内には、こんな案内板がありました。
かなりの由緒のようです。

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そして、その善神王宮の祠と年令不明の狛犬さんです。

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拝殿前には、『となえことば』が書いてありました。
この様な指導掲示を初めて見ましたのでご紹介します。

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続いて、狛犬さんを訪ねるお遍路さんは、各神社に立ち寄りながら北に向かいました。そして、東海道線に沿って大船駅方へ。




・御霊(ごりょう)神社(藤沢市宮前560)



・祭 神
    崇道天皇   (すどうてんのう)
    鎌倉権五郎景政   (かまくらごんごろうかげまさ)
    葛原親王   (かつらばらしんのう)
    高見王  (たかみおう)
    高望王   (たかもちおう)
・由 緒
  祭神の崇道天皇は桓武天皇の御宇延歴十三年五月に現在の京都市上京区上御霊前通り上御霊監所に祀れし給しこと、その後この地(村岡)に村岡五郎平良文公が住し天慶三年平将門が征討の為御霊神社を勧請し戦勝祈願をなしたるを始めとす、のち鎌倉権五郎影政を合わせ祈り二柱たりしが北条時頼の命により葛原親王、高見王、高望王、の三柱を加えて県下に十六の分社がありその後村岡総鎮守として現在に至っている。
                                   神社資料より

ご近所の神社では時々出て来る御霊神社です。
崇道天皇 や鎌倉権五郎景政の名前はお馴染みですよね。16ヶ所の分社とその外にも10社ほど祀られているとの事で、それらの全てお参りしたくなって来ています。

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鳥居を潜ると右手に、太く大きなタブの木がお出迎えでした。

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正面の石段脇には、これもかなり太いイチョウが数本。

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石段の途中の踊り場には狛犬さんが。後ほどご紹介。

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で、狛犬さんは大正4年(1915)9月生まれでした。
吽像の子獅子が可愛かったですね。

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かなり広い境内には、数多くの古い石祠や社殿も祀られていました。

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境内の斜面には紫陽花や椿が沢山植えてあり、花の時季も良いでしょうね。
奥の院の後には鎌倉古道(上の道)奥州街道の名残もあり、それらの案内がありました。

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そうそう、こんな石もありました。
江戸城北の丸千鳥ヶ渕の石垣に使われていたそうで、東京オリンピックの時に自動車道を造る際に取り除かれ、縁あって御霊神社の石垣に用いられた。石は各大名の献石で、其れぞれの家名が刻まれている。との事です。

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流石に御霊神社の総本家、境内の雰囲気もとっても落ち着いた良い感じの神社でした。
巨木も多いですしね。
ただ、東海道線に近く列車の走行音が少し・・・。
こちらに神社を造った頃には鉄道なんて考えにも及ばなかったでしょから、仕方がないですよね。



こんな感じで ご近所さん その22は終わります。

が、シリーズはまだまだ続きます!


狛犬の写真は、カル2の狛犬さん写真集に沢山掲載しています。

こちらも、どうぞご覧下さい。



・ご近所の狛犬さん その21は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん 特別編(中華街編)は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その23は、こちらです。


では、また。

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ご近所の狛犬さん その21

ご近所の狛犬さんその20から月日が少し飛んだ、11月初めの事です。

前段に、葉山町・熊野神社のお参りをしました。
そのレポは、こちらです。(最下段です)

で、日曜日ですが江の島に移動でした。
前回はお正月の3日で初詣客が多く、ゆっくりと出来ませんでした。
狛犬さんの写真の不足分を補完したいのと、細かな物も見たいし、お稲荷さんや児玉神社にも寄って来たかったのです。


先ずは、江の島温泉脇から海側に出てみました。

時刻がお昼近いので、やや見通しが・・・。
もち、箱根から富士山と雲&丹沢と雲!

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岩本楼本館の手前の路地を入り、石段を登った少し高い所です。



・大崎稲荷大明神(藤沢市江の島2-1)

観光の方は、多分立ち寄らないと思われます。
その昔から江の島で仕事をされている方々の信仰が篤かった事でしょう。

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お社の中には、沢山のキツネさんが。
手作り?の狐さんも祀られていました。

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境内の片隅には笹や草に隠れて江戸時代のかなり古い石仏も沢山祀られていました。

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メインの参道に戻り、江島神社に向かいます。




・江島神社(江の島2ー3)  
    (神社名には『』が入りません)


追加の写真を少し撮って来ましたのでご紹介。

・辺津宮の狛犬さんです。

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       狛犬 : ”八坂さん、どうぞ!”



・八坂神社です。

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 はぁ~い、八坂狛で~す!中津宮さん、どうぞ!



・中津神社です。

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     はぁ~い、中津宮狛です。どうぞ!

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 なぁ~に?私を呼んだ?違うの?
中津宮の相方さんです。



・奥津宮です。

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 はぁ~い、奥津宮狛で~す。竜宮さん、ど~ぞ!



・竜宮(わだつみのみや)

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        はぁ~い、竜宮狛で~す!

なんて言う会話があったら面白いですね。
若しかしたら、実際にあったりして。
だとしたら、チト怖いか?

前回寄り損なった、竜宮の拝殿裏手に回ってみました。
するとこんなのが・・・。

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いつの頃の狛犬さんか不明ですが、下半身が残されている様でした。

もう一つの目的が群猿奉賽庚申塔です。
中津宮から奥津宮への『いわや道』の真ん中くらい、羊羹で有名な中村屋さんの傍・奥津宮に向かって左手に在ります。

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江戸中期の作だそうで、藤沢市の指定文化財になっています。
太陽と月が上部に描かれ、たくさんのお猿さん(36匹とか)が描かれています。ユーモラスで可愛いです。庚申塔って青面金剛のいかめしい姿と台座に3猿というのが普通ですが、こんな感じのもあるんですよね。

庚申の夜に人が寝ている間、三尺という虫が身体から這い出してその人間の悪行を天帝に告げ、命を短くするという道教の話が庶民の間に広がり、庚申講を開いて朝まで飲み食いしながら「青面金剛」「帝釈天」「猿田彦神」などをお祀りするというものです。特に厳しい決まりはなかったようですが、この夜に出来た子供は泥棒や不具となるということで性交は禁止だったそうです。それから陰陽五行の「金」の日ということで金属を身につけるのもダメだったそうです。庚申講を3年18回続けるとこの庚申塔が建てられたそうです。 藤沢市栞より

と、説明書きが何とも長くなりました。
この後、急な道を進んで岩屋の中の狛犬さんを撮って来ようと思いましたが、他にも行きたい所がありますし、ミニスカートの可愛い方も目に付きませんので向きを変えて、江ノ島内のもう1箇所立ち寄りでした。




・児玉神社(江の島4-3)


勝運の神 ・児玉神社は日露戦争の満州軍総参謀長として勇名が高く文部大臣、内務大臣、台湾総督、南満鉄道経営委員長などの要職を務めた児玉源太郎大将(1853~1906)を祭った神社です。

社殿や神楽殿は台湾の阿里山檜で造られ、神楽殿の前にある狛犬もまた台湾・台北の観音山から切り出した観音石を用いて台湾の名工が製作したもので、昭和5年11月に第13代台湾総督の石塚栄蔵が奉献したとの事です。社頭の案内板より
とにかく台湾との繋がりが深い神社のようですね。

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狛犬さんは、台湾製です。
ご多聞に漏れず、とってもリアルでした。
弱足ママさんでしたら、どんなのか想像で出来るでしょうね!

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小獅子の顔の判別がやや難しかったです。

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後日、複数の写真を『カル2の狛犬さん写真集』に追加しますので、どうぞご覧になって下さい。
リアルなのも追加します。

そして、江の島関係が多くなりましたので、4-1,2に別ける予定でもおります。
これからもどうぞよろしくお願いします。



江の島関係の追加記事でした。

ご近所さんシリーズも、まだまだ続きます。


・ご近所の狛犬さん その20は、こちらです。
・ご近所の狛犬さん その22は、こちらです。


では、また。

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